青空の下、今年も小松天満宮へ
10月10日、今年も小松天満宮の清掃活動を行いました。
江口グループ安全協議会の皆さんと一緒に、天満宮周辺の通路や欄干などをきれいにしました。この日は天気にも恵まれ、気持ちのいい青空の下での活動でした。
この小松天満宮周辺は、江口組が以前、梯川の治水事業に伴う工事に携わった場所です。また、父が浮島工事に力を注いだ場所でもあります。
工事の仕事は、完成した瞬間に一区切りがつきます。引き渡しが終われば、現場は片づき、僕たちはまた次の現場へ向かいます。
それが仕事の流れです。でも、その場所を通る人の毎日は、そこからずっと続いていきます。
梯川の治水事業は、地域の安心を守るための工事でした。その工事に携わった場所だからこそ、完成したあとも、安心して気持ちよく使い続けていただける状態を保ちたい。
そんな思いもあります。
だから僕たちにとって、この清掃は、ただの清掃活動ではありません。今日は、その理由を書いてみたいと思います。
欄干を拭き、ゴミを拾いながら考えた、工事のその先
みんなで手分けをして、欄干を拭いたり、ゴミを拾ったり。きれいになっていくと、やっぱり気持ちがいいものですね。
工事が終われば、それで僕たちの役割も終わり。僕は、そうではないと思っています。
道路も、橋も、河川も、完成したその先に、地域の暮らしがあります。天満宮を訪れる方が、気持ちよく参拝できること。
散歩や地域の時間を、気持ちよく過ごせること。そして、地域の大切な場所を、これから先も守っていくこと。
その場所を大切に使い続けてもらうことまで含めて、僕たちの仕事なのではないかと思うのです。
土木の仕事は、完成すると見えなくなる部分がたくさんあります。だからこそ、見えないところに手を抜かない。
そして、完成したあとも気にかける。自分たちが仕事をさせてもらった場所だからこそ、その後も大切にする。
この姿勢は、日々の現場で大切にしていることとも、つながっている気がします。
100年以上続いてきた江口組にとって、ここは歴史のある場所でもあります。
父が力を注いだ場所を、いまの世代が気にかけ続ける。
それもまた、引き継ぐということなのだと思います。
技術だけでなく、土木を好きな気持ちや、地域への思いも一緒に引き継いでいきたいのです。
大きな活動ではないかもしれません。でも、こうした小さな積み重ねの先で、「いつ来ても気持ちいい場所だな」「地元の会社が地域を大切にしてくれているな」と感じてもらえたら、それが一番うれしいです。
若い社員にも、地域のために働く意味を
江口組は、地域に育ててもらった会社です。だから、仕事でも、こうした活動でも、少しでも地域に恩返しをしていきたいと考えています。
そして、若い社員たちにも、活動を通して「地域のために働くってどういうことなんだろう」と感じてもらえたら嬉しいです。
言葉で教えるよりも、同じ場所で、同じ時間を過ごすことで伝わるものがある。僕はそう思っています。
清掃は、売上にも利益にもなりません。
それでも続けるのは、地域の皆さんに「ありがとう」と言ってもらうためではなく、自分たちがここで仕事をさせてもらえたことへの、感謝の気持ちがあるからです。
感謝と信頼は、日々の小さな行動の積み重ねでしか育たないと、僕は思っています。
参加してくれた皆さん、ありがとうございました。これからも江口組は、仕事でも地域活動でも、小松の安心と笑顔につながることを続けていきます。