工事現場の前にある看板、見ていますか?

道路工事や河川工事の現場を通ると、必ずと言っていいほど看板があります。

「工事中」

「ご迷惑をおかけします」

「〇月〇日まで工事を行います」

そんな文字を見たことがある人も多いと思います。

でも、じっくり読んだことがある人は、意外と少ないかもしれません。

僕も土木の仕事をしているので当たり前のように見ていますが、一般の方からすると、

「工事してるんやな」

くらいで通り過ぎることが多いでしょう。

でも実は、工事現場の看板には、

地域の皆さんに知ってもらいたい大切な情報がたくさん詰まっています。

工事看板は、ただ「ここで工事をしています」と知らせるためだけのものではありません。

何を、いつまで、何のためにやっているのか

工事をしていると、どうしても地域の皆さんにご不便をおかけすることがあります。

車線が狭くなったり。

迂回してもらったり。

工事車両が出入りしたり。

音が出ることもあります。

そんなとき、

「何の工事をしているんだろう?」

「いつまで続くんだろう?」

と思いますよね。

工事看板には、そんな疑問に答えるための情報が書かれています。

工事の内容。

工事の期間。

発注者。

施工する会社。

場合によっては、工事をする目的まで紹介されています。

例えば道路工事なら、

ただ道路を掘っているのではなく、

道路を広げるためかもしれない。

老朽化した設備を直しているのかもしれない。

災害に強い道路にするための工事かもしれない。

河川工事なら、洪水から地域を守るためかもしれません。

つまり工事看板は、

「皆さんの暮らしのために、今ここでこんな仕事をしています」

と伝えるものでもあるんです。

工事現場も「伝えること」が大切

僕は、土木の仕事は「つくること」だけではないと思っています。

どれだけ大切な工事でも、その意味が地域の皆さんに伝わっていなければ、

「道が混んでいる」

「通りにくい」

「工事ばかりしている」

そんな印象だけが残ってしまうこともあります。

だからこそ、

なぜこの工事をしているのか。

完成するとどうなるのか。

そこまで伝えることが大事です。

江口組でも、現場の掲示物にキャラクターを使ったり、少しでも見てもらいやすくなる工夫をしています。

難しい言葉ばかり並べるよりも、

子どもでも、

土木を知らない人でも、

「へぇ、こんな工事をしてるんや」

と思ってもらえる方がいい。

工事現場は、地域の中にあります。

そこで働いている僕たちにとっては毎日の仕事でも、地域の皆さんにとっては生活のすぐそばで行われている出来事です。

だから工事看板も、一方的なお知らせではなく、

地域の皆さんとの小さなコミュニケーションの場

なんだと思います。

今度、道路を走っていて工事現場を見かけたら、ぜひ看板を少しだけ見てみてください。

「何をつくっているんだろう?」

「何のための工事なんだろう?」

そんな目で見てもらえると、普段とは少し違って見えるかもしれません。

工事現場の向こう側には、

これからの暮らしを支える土木の仕事があります。

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