11月2日、バトンを受け取った一年の区切り
11月2日、母校・丸内中学校の創立80周年記念式典がありました。同窓会長として、式辞を述べさせていただきました。
今年、歴代の会長や役員のみなさんがつないできた同窓会長のバトンを受け取りました。夏から役員のみなさんと一緒に、この日に向けて準備を進めてきました。
式辞は、限られた時間の中で何を伝えるのかを考える仕事でした。読み終えて席に戻ったとき、正直、ほんとにホッとしました。心の中では「よかった、よかった」とつぶやいていました。
10月31日のブログでは、「今度は自分たちが次の世代へつなぐ番」と書きました。その当日を、無事に迎えることができました。
▶ 10月31日のブログはこちら
母校の80周年を前に思う。今度は自分たちが次の世代へつなぐ番
卒業アルバムを開いて思い出した、校歌のこと
式辞を考えるために、久しぶりに卒業アルバムを開きました。ページをめくっていると、サッカー部の頃の記憶がよみがえってきました。
練習のあとに、なぜか毎回、大きな声で校歌を歌わされていたんです(笑)。おかげで、何十年たった今でも、校歌はちゃんと歌えます。
中学生のころは、正直、意味も考えずに歌っていました。でも大人になった今、その校歌の中のある一節が、すごく好きになりました。
そこから僕が受け取っているのは、こんなことです。
人に誠実であること。思いやりと感謝を忘れないこと。いくつになっても、志を持って挑戦し続けること。
そして、誰かの本気に心を動かされ、自分も力になりたいと思えること。
意味もわからず歌っていた言葉が、時間をかけて、自分の生き方の芯になっていた。
それに気づいたのが、式辞を考えていた時間でした。校歌は、学校が卒業生に贈り続けてくれている手紙のようなものなのかもしれません。
そんな想いを、式辞で在校生のみなさんに届けました。
記念講演は、卒業生でローイング競技のオリンピアン、宮浦さんです。
子どものころはどんな少年だったのか。どんな経緯と想いで、パリオリンピックの舞台に立ったのか。
ローイングという競技のことも交えながら、後輩たちにまっすぐ語ってくれました。
同じ校舎で学んだ先輩が、世界の舞台に挑んできた。その話は、生徒だけでなく、僕たち大人の心にも深く響きました。
誰かの本気に触れると、人は自然と背筋が伸びます。まさに「人の意気に感じる」時間でした。
80年は、人から人へ想いがつながってきた時間
わが家は、父、僕、そして娘と、三代で丸内中学校にお世話になっています。
80年という時間は、こうやって人から人へ、想いがつながってきた時間なんだと思います。
自分が受け取ったものを、次の世代へ渡していく。会社でも、地域でも、学校でも、大切なことは同じなのだと感じました。
夏から一緒に走ってくれた役員のみなさん、PTAのみなさん、本当にありがとうございました。
一人ではとてもできませんでした。恩師にも会えて、いい一日になりました。
江口組も、100年以上、たくさんの人が想いをつないできた会社です。
受け取ったバトンを、次へ渡していく。母校の80周年を通して、その役目を改めて自分の中で確かめることができました。
校歌を歌っていた中学生の頃は、まさか自分が同窓会長として式辞を述べる日が来るとは思っていませんでした。
人生は、不思議なつながりでできています。
バトンを受け取った僕にできるのは、母校への感謝を忘れず、地域の一員として、できることを一つずつ続けていくこと。そう思っています。
よかった、よかった。