現場監督って、よく写真を撮っています

工事現場へ行くと、現場監督がスマートフォンやカメラを持って、いろんな場所の写真を撮っている姿をよく見かけます。

重機を撮ったり。

コンクリートを撮ったり。

鉄筋を撮ったり。

測量しているところを撮ったり。

時には、

「そこまで細かく撮るんや!」

と思うくらい、たくさんの写真を撮っています。

SNSに投稿するため?

もちろん江口組では、現場の魅力を伝えるために写真を使うこともあります。

でも、現場監督が撮っている工事写真の多くは、SNSのためではありません。

実は工事写真は、

「この工事を、きちんと施工しました」

ということを残すための、とても大切な記録なんです。

完成すると見えなくなるものがたくさんある

土木工事には、完成すると見えなくなってしまうものがたくさんあります。

例えば鉄筋。

コンクリートを打設してしまえば、鉄筋は中に隠れて見えなくなります。

地面の下に入る排水管や構造物もそうです。

道路も、完成してしまえば、その下にどんな材料が入り、どんな厚さで施工されたのかは分かりません。

だから工事の途中で、

鉄筋が設計通りに入っているか。

材料は間違っていないか。

寸法は合っているか。

施工の手順は正しいか。

一つ一つ確認し、その証拠として写真を残します。

完成した道路だけを見ても、

その中身までは分かりません。

だからこそ、見えなくなる前に記録する。

これがとても大切なんです。

工事写真は、

「ちゃんとやりました」

という口頭での説明ではなく、

実際に施工した事実を残すもの。

現場監督にとって重要な仕事の一つです。

写真を撮ることも、品質を守る仕事

現場監督というと、

重機を動かしたり、

作業員に指示を出したり、

測量したりする仕事をイメージする人が多いかもしれません。

でも実際には、

書類を作ったり、

工程を考えたり、

安全を確認したり、

品質を管理したり。

本当にいろんな仕事があります。

工事写真を撮ることも、その一つです。

しかも、

ただ撮ればいいわけではありません。

必要な場所を、

必要なタイミングで、

必要な内容が分かるように撮る。

工事が進んでしまえば、もう撮れない写真もあります。

だから現場監督は常に、

「次に何を確認するか」

「何を残しておかなければいけないか」

を考えながら仕事をしています。

これも、段取りの一つですね。

そして、僕は工事写真にはもう一つの役割があると思っています。

それは、

その現場で働いた人たちの仕事を残すこと。

完成した道路や橋を見ると、きれいな完成形だけが残ります。

でも、その裏側には、

測量した人がいる。

鉄筋を組んだ人がいる。

コンクリートを打った人がいる。

安全を確認した人がいる。

たくさんの人の仕事があります。

工事写真を見ると、

その現場がどうやってつくられていったのかが分かります。

何年後かに見返したとき、

「このとき、こんな工事をしていたな」

と思い出すこともできます。

普段何気なく撮っている一枚一枚の写真。

でも、その写真には、

品質を証明する役割と、現場の仕事を残す役割があります。

もし工事現場の近くで、現場監督が一生懸命写真を撮っている姿を見かけたら、

「あれも工事の大事な仕事なんやな」

と思ってもらえたら嬉しいです。

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