熊本の地震を受けて
昨日、熊本で大きな地震が発生しました。
時間がたつにつれて被害の状況が少しずつ明らかになり、ニュースを見るたびに心配が大きくなっています。
被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
家屋や道路などに被害が出ている地域もあると思います。余震への不安を抱えながら、一夜を過ごされた方も多いのではないでしょうか。
そして今は、夏の厳しい暑さもあります。
避難されている皆さんはもちろん、救助や復旧活動に携わっている皆さんも、どうか体調に十分気をつけていただきたいと思います。
これ以上、被害が広がらないことを心から願っています。
能登半島地震の時
熊本の地震のニュースを見ながら、能登半島地震が起きた時のことを思い出しました。
地震が発生した翌朝、建設業協会に集まりました。
まだ被害の全体像が分からない中で、これからどのように対応するのか、どの会社が動けるのか、必要な機械や人員はどうするのかを話し合いました。
その日のうちに能登へ向かった会社もありました。
江口組も、要請があればすぐに動く。その腹づもりをし、社員や機械の体制を整えました。
しかし、時間がたつにつれて、被害は能登だけではないことが分かってきました。
小松市内でも道路や施設などに被害が発生し、江口組も地元の対応に追われるようになりました。
能登へ向かうことも大切です。
一方で、自分たちが暮らし、仕事をしている地域を守ることも、地元建設会社の大切な役割です。
「どこへ行くのか」ではなく、「今、自分たちに何が求められているのか」
災害時には、その判断が求められます。
おそらく今、熊本の土木・建設業に携わる皆さんも、同じような状況にあるのではないかと思います。
被害状況を確認し、行政や建設業協会と連絡を取り合い、道路や河川、崩れた場所などを確認する。
いつでも動けるよう、社員を集め、重機や資材を準備する。
自分の家族や会社のことも心配な中で、地域のために動こうとしている方もいらっしゃると思います。
土木の力を発揮する時
災害が起きた時、最初に必要になるのは、人の命を守ることです。
そして、その救助や支援を届けるためには、道路が通らなければいけません。
救急車や消防車、自衛隊、支援物資を運ぶ車両が通れる道をつくる。
崩れた土砂を撤去する。
危険な場所を確認し、二次災害を防ぐ。
壊れた道路や河川、上下水道などを復旧し、一日も早く地域の日常を取り戻す。
それを担うのが、土木の仕事です。
「土木の力を見せる時」という言葉は、決して自分たちの力を誇るという意味ではありません。
地域に必要とされる仕事を、責任と覚悟を持って果たす時だということです。
災害が起きた時に地域を守ることは、地元建設会社の大切な使命です。
ただし、活動する皆さん自身の安全が何よりも大切です。
余震が続く中での作業には、いつも以上の危険があります。
さらに、この厳しい暑さの中では、熱中症にも十分な注意が必要です。
使命感が強い人ほど、無理をしてしまいます。
だからこそ、声を掛け合い、休憩を取り、水分と塩分を補給しながら、安全第一で活動してほしいと思います。
熊本の土木・建設業に携わる皆さん。
大変な状況だと思いますが、地域のために動く皆さんを、同じ土木に携わる者として心から応援しています。
どうか無理をせず、余震と暑さに十分気をつけてください。
一日も早く安心した暮らしが戻ること、そしてこれ以上被害が広がらないことを心から祈っています。
皆さん、どうかご安全に。