心がほどける場所、安宅海岸
ランニングしようと家を飛び出して、向かいたい先があります。
それが、小松市にある安宅(あたか)海岸です。
江口組としても、土木の仕事を通じて小松のまちづくりに関わってきましたが、その中でもこの海岸は、自分自身にとっても特別なスポットのひとつです。
日本海に面したその景色は、まさに「雄大」という言葉がぴったり。
晴れた日には、遠く水平線の向こうまで見渡せる開放感。沈む夕日の美しさ。
冬には、風が吹き荒れ激しい波の荒々しさもまた、魅力かもしれません。
実はこの安宅海岸、全国的にも知られた場所なんだそうです。
「日本の白砂青松100選」にも選ばれている、美しい白砂と松林が続く海岸線。
地元に住んでいると、つい当たり前の風景に思ってしまいますが、全国的に見ても、貴重な自然景観のひとつだということを改めて感じます。
歴史が息づく、物語のある海岸
安宅海岸の魅力は、景色だけではありません。ここには、歴史と文化の深い物語があります。
歌舞伎『勧進帳』をご存知でしょうか?
弁慶と義経の逃避行、そして“安宅の関”での名シーン。
その舞台となったのが、まさにこの安宅の地です。
近くには、「安宅の関跡」があり、武士たちが行き交ったとされる場所を歩くことができます。
さらに、「こまつ勧進帳の里」では、舞台芸術や地元の歴史にふれながら、この土地が育んできた文化の重みを感じることができます。
また、安宅住吉神社は、航海安全の神様として親しまれ、地元の方々からの信仰も厚い場所です。
海とともに生きる土地において、精神的な拠り所でもあります。
このように、安宅海岸には「自然と歴史が融合した空間」が広がっていて、訪れるたびに心が落ち着き、何か新しい気づきが得られるような気がします。
まちの未来に繋がる“誇れる景色”
最近では、安宅海岸の新たな魅力として、「A A A」の大型モニュメントも注目されています。
海を背景にそびえるこのモニュメントは、写真映えスポットとしてSNSでも人気を集め、多くの観光客や地元の若者たちが写真を撮りに訪れています。
「A」はもちろん、「安宅」の頭文字。
3つ並んだAの文字には、「ありがとう」「愛」「安らぎ」などの意味が込められているとかいないとか・・・
こうして、古くからの歴史や自然の美しさを大切にしながら、今の時代の感性にフィットした新しい試みが生まれていることに、大きな希望を感じます。
江口組の社長として、まちをつくる立場でありながら、「まちを残す」「まちの魅力を活かす」ことも、大切な仕事だと考えています。
安宅海岸のように、地元の人に愛され、歴史と自然が調和し、そして未来につながる場所。
そんなスポットを、これからも大切にしていきたいなと思っています!
今日もブログを読んでいただきありがとうございます!
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