あの朝の北國新聞
10月24日の朝、地元・北國新聞の一面に、大きな見出しが出ていました。「松井秀喜さん、巨人監督就任」。
あれから2週間ほどたちました。ニュースは毎日流れていきますが、あの朝のうれしさは、まだ心に残っています。
地元の新聞の一面に、地元出身の人の名前が大きく載る。それだけで、なんだか誇らしい気持ちになりました。
石川県の人間にとって、松井さんは特別な存在です。同じ県から世界へ出ていった人がいる。
それだけで、勇気をもらった人は多いと思います。僕もその一人です。
僕が巨人ファンになったきっかけは、「4番サード原」でした。原さんの引退試合は、テレビの前で泣きました。
そのあと巨人に入団したのが、石川県出身の松井秀喜さんです。そこから僕の巨人熱は、さらにヒートアップしました。
原さんの引退試合で泣いて、松井さんの活躍に熱くなって。思い返すと、僕の野球の記憶は、いつも誰かの姿と一緒にあります。
成績だけではない、松井さんのすごさ
巨人で4番を背負い、ヤンキースへ渡り、世界の舞台でも結果を残した。でも、松井さんのすごさは、成績や実績だけではないと思っています。
どんなときも周りへの敬意を忘れず、言葉を選び、野球にまっすぐ向き合ってきた姿。石川県出身の人間として、ずっと誇りに思える存在です。
正直に言うと、松井さんがヤンキースへ渡り、そして現役を引退してからは、「どこのファンですか?」と聞かれて「もちろん巨人!」と答えても、昔ほどの熱さはなくなっていました。
そこに、このニュースです。「松井秀喜さん、巨人監督」
いや〜、これはたまらん、と思いました。
就任会見も見ました。長嶋監督への思い、巨人への思い、野球への思い。
松井さんらしい誠実な言葉を聞いていたら、胸が熱くなって、思わず涙が出ました。
長嶋監督への思いを語る姿を見て、人から人へ受け継がれていくものがあるんだと感じました。
尊敬する人の言葉や姿勢が、次の世代へつながっていく。これは、会社の中でも同じです。先輩から後輩へ、背中で伝わるものがあります。
尊敬する人の背中を見て、今日も
選手としてずっと尊敬してきた人が、今度は監督として巨人を率いる。
こんな日が来るとは思っていませんでした。
結果を出しても、周りへの敬意を忘れない。言葉を選んで、誠実に伝える。これは、野球だけでなく、会社でも同じだと思います。
社員に、お客様に、地域の人たちに。立場や肩書きが変わっても、人への向き合い方は変わらないようにしたい。
松井さんの姿を見ながら、あらためてそう思いました。
地元の人が活躍すると、地域全体が元気になります。僕たちも、江口組という会社が、小松の皆さんにとってそんな存在でありたい。
「この会社が地域にあってよかった」と思ってもらえるように、一つひとつの仕事に向き合っていきます。
そして、2週間たった今だからこそ思うことがあります。
ニュースの熱は時間とともに落ち着いても、「自分は誰を尊敬しているか」「誰かに尊敬される姿でいられているか」という問いは、ずっと残るということです。
若い社員にとって、少しでも憧れてもらえる先輩であり、社長でありたい。そんなことも考えました。
来年は久しぶりに、巨人を全力で応援します。解約したDAZNも、復活させようかな、と思っています(笑)。
松井監督の巨人、めちゃくちゃ楽しみです。