8月15日という日
今日は8月15日。
終戦の日です。
毎年この日を迎えると、少しだけ立ち止まって考えます。
朝起きて、ご飯を食べて、家族と話をする。
仕事に行って、仲間と一緒に汗を流す。
休みの日なら、好きなことをして過ごす。
そんな僕たちにとっての「いつもの一日」は、本当は決して当たり前のものではないんですよね。
戦争を経験したことのない僕には、その時代を生きた方々の苦しみや悲しみを、本当の意味ですべて理解することはできません。
だからこそ、想像することをやめてはいけないと思っています。
家族と離れなければならなかった人。
大切な人の帰りを待ち続けた人。
故郷を思いながら命を落とした人。
そして、戦争が終わったあと、焼け野原となった日本をもう一度立ち上げようと懸命に生きた人たち。
今の日本は、そんな多くの先達の人生の上につながっています。
平和は「何も起きない毎日」なのかもしれない
僕は土木の仕事をしています。
土木の仕事について、
「何も起きない毎日をつくる仕事」
ということをよく考えます。
道路が普通に通れる。
橋を安心して渡れる。
大雨が降っても堤防が暮らしを守ってくれる。
何も起きないから、普段そのありがたさを意識することはほとんどありません。
でも、それこそが大切なんだと思います。
平和も少し似ているのかもしれません。
家族と笑えること。
仕事ができること。
自分の意見を言えること。
行きたい場所へ行けること。
夢を持てること。
明日の予定を立てられること。
そんな何気ない毎日が続く。
それが平和なんじゃないかと思います。
僕たちは、その「何も起きない毎日」の中で生きています。
でも、その毎日は自然にできあがったものではありません。
戦争の時代を生きた方々がいて、その後の日本を必死に立て直してくださった方々がいて、次の世代へ、また次の世代へとバトンをつないできてくれた。
僕たちは、そのバトンを受け取った世代です。
だから8月15日は、過去を悲しむだけの日ではなく、
今ある平和に感謝し、これからどうつないでいくのかを考える日
でもあるように思います。
次の世代へ渡すもの
僕は日本が好きです。
生まれ育った石川県、小松が好きです。
この地域で仕事をして、社員のみんなと会社をつくり、地域の方々と関わりながら暮らしていけることをありがたいと思っています。
だからこそ、この国がこれからも平和であってほしい。
子どもたちや若い世代が、安心して夢を持てる国であってほしいと思います。
僕に国を動かすような大きなことはできません。
でも、自分の目の前にいる人を大切にすることはできます。
仲間を大切にする。
家族を大切にする。
地域を大切にする。
相手を思いやる。
違う考えを持つ人とも話をする。
そして、自分たちの仕事を通して、地域の安心と安全を守る。
そんな小さな積み重ねも、平和につながっているのではないでしょうか。
先達の皆さんがつないでくださった日本。
今日こうして穏やかな一日を過ごせることに、心から感謝します。
そして、戦争によって亡くなられたすべての方々に、あらためて哀悼の意を表します。
僕たちが受け取ったこの平和を、当たり前だと思わずに。
次の世代へ、さらにその次の世代へ。
ちゃんとつないでいきたい。
8月15日。
今日は少しだけ立ち止まって、
「今ある毎日へのありがとう」
を心に刻む一日にしたいと思います。