読書嫌いだった子ども時代

今では月に3~4冊の本を読むのが習慣になっていますが、実は子どもの頃は読書が大嫌いでした。

本を開くことすら苦痛で、読むものといえば漫画ばかり。

漫画の世界に夢中になり、毎日のように読み漁っていました。

物語を楽しむこと自体は好きだったのですが、活字だけの本にはなかなか興味を持てませんでした。

それが今では、本を読むことが楽しくて仕方がありません。

人間とは不思議なもので、興味や価値観は時間とともに変化していくものだと実感しています。

『徳川家康』に二度挫折するも、今では夢中に

特に最近、読書の楽しさを改めて感じさせてくれたのが、山岡荘八の『徳川家康』です。

この作品には過去に二度挑戦しましたが、どちらも途中で挫折しました。当時は内容が難しく、登場人物も多く、なかなか物語に入り込めませんでした。

しかし、今回三度目の挑戦でようやく面白さがわかり、気づけば止まらなくなっています。

現在、9巻まで読み進めました。

以前と何が違うのかを考えてみると、自分自身の視点や価値観の変化が大きいと感じます。

歴史を単なる出来事の積み重ねとして捉えるのではなく、そこに生きた人物たちの意思決定や戦略、苦悩や葛藤を読み取れるようになったからこそ、深く楽しめるようになったのではないかと思います。

『徳川家康』の魅力は、単に家康という武将の生涯を描いているだけでなく、その時代ごとに登場するさまざまな武将のエピソードを詳細に物語として描いている点にあります。

織田信長、豊臣秀吉、武田信玄、明智光秀など、それぞれの武将の生き様が丁寧に描かれており、彼らの決断や戦略、信念がどのように歴史を動かしたのかがよく分かります。

歴史小説の面白さは、単なる事実の羅列ではなく、登場人物の内面や背景に深く踏み込んでいるところにあるなと感じました。

そのため、過去に挫折したときとは違い、今では「次はどんな展開が待っているのか?」とワクワクしながら読み進めています。

歴史小説から学ぶこと

この本を読んでいて感じるのは、歴史の中で生きた武将たちの決断の重みです。

彼らの選択がその後の時代を大きく変え、勝者と敗者を分ける結果となりました。

戦乱の世を生き抜くためには、ただ武力に頼るだけでなく、知略、忍耐、人心掌握などさまざまな要素が必要であり、それらのバランスをどのようにとるかが重要だったことが分かります。

これは、経営にも通じる部分が多いと感じます。

企業の舵取りをするうえで、目の前の利益だけを追うのではなく、長期的な視点を持ち、人との関係性を築きながら適切な決断を下していくことが求められます。

家康の生き方は、まさにそうした「長期的な戦略」の大切さを教えてくれるものです。

今のところ、特に印象に残るのは、家康の「耐え忍ぶ力」です。

織田信長や豊臣秀吉が短期間で急成長を遂げたのに対し、家康は忍耐強く、確実に地盤を固めながら天下を取る道を歩みました。

これは、時には焦らずじっくりと物事を進めることが、成功の鍵になるという示唆を与えてくれます。

読書を通じて得られる学びは多く、過去に読めなかった本が今では面白く感じられるのも、自分自身の成長の証なのかもしれませんね。

これからも、さまざまな本を読みながら、学びを深めていきたいと思います。

そして、子どもの頃は漫画しか読まなかったのに、今では読書が生活の一部となっています。

『徳川家康』を通じて、多くの武将の生き様や決断の重みを知ることで、歴史の面白さだけでなく、人生や仕事にも役立つヒントを得られるようになりました。

読書が嫌いだった過去の自分に「今はこんなに本が面白いんだよ」と教えてあげたい気持ちです。

これからも、新たな本との出会いを楽しみながら、知識を深め、学びを続けていきたいと思います。

 

今日もブログを読んでいただきありがとうございます!

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