最初からできる人なんて、いない
これから就職を控えている高校3年生の皆さんへ。
社会に出ることを考えると、楽しみな気持ちもあると思います。でも同時に、不安な気持ちもあるのではないでしょうか。
「仕事についていけるかな」
「失敗したらどうしよう」
「先輩に迷惑をかけないかな」
「分からないことを聞いたら、怒られるんじゃないかな」
そんなふうに思う人もいるかもしれません。
でも、まず伝えたいことがあります。
最初から何でもできる人なんて、いません。
どんな先輩も、どんな職人さんも、どんな現場監督も、最初はみんな新人でした。右も左も分からず、不安になりながら、一つずつ仕事を覚えてきました。
だから、仕事で大切なのは、最初から完璧にできることではありません。
大切なのは、分からないことを分からないままにしないことです。
そして、分からないことを素直に聞ける人は、必ず伸びていきます。
聞くことは、恥ずかしいことではない
「こんなことを聞いたら、バカにされるんじゃないか」
そう思ってしまう気持ち、よく分かります。
特に社会に出たばかりの頃は、周りの先輩たちがすごく見えるものです。自分だけ分かっていないように感じたり、同じことを何回も聞いてはいけないと思ったりすることもあるかもしれません。
でも、実は逆です。
分からないことを聞ける人は、仕事に対して真剣な人です。
「ちゃんと覚えたい」
「間違えたくない」
「安全に仕事をしたい」
「役に立てるようになりたい」
そういう気持ちがあるからこそ、質問ができます。
土木の現場では、特にこの「聞く力」が大切です。
なぜなら、土木の仕事は、道路や橋、河川、街の安全をつくる仕事だからです。自分たちだけでなく、地域の人たちの暮らしにもつながっています。
分からないまま作業を進めることは、時に危険につながることもあります。だからこそ、「これで合っていますか?」「もう一度教えてください」「ここが分かりません」と言えることは、とても大事な力なのです。
聞くことは、弱さではありません。
むしろ、自分を成長させる強さです。
そして、聞かれた先輩も、きっと嬉しいはずです。自分が教えたことを後輩が覚えてくれる。少しずつできることが増えていく。その姿を見ることは、先輩にとっても喜びです。
もちろん、社会に出れば厳しいこともあります。安全に関わることには、真剣に向き合わなければなりません。時には注意されることもあるでしょう。
でも、それはあなたを責めたいからではありません。
あなたを守るため。
一緒に働く仲間を守るため。
地域の人たちの安心安全を守るため。
本気の仕事だからこそ、本気で伝えることがあります。
安心して聞ける職場で、人は育つ
江口組では、若い人が安心して質問できる雰囲気を大切にしています。
新しく入ってくる人が、最初からできないのは当たり前です。だからこそ、先輩が声をかけること。周りが気にかけること。分からないことを聞きやすい空気をつくること。
それが、若い人の成長を支える大事な土台だと考えています。
会社は、ただ仕事をする場所ではありません。
人が育つ場所です。
仲間と一緒に成長する場所です。
昨日できなかったことが、今日少しできるようになる場所です。
江口組が大切にしている「和の力」も、そこにつながっています。
一人で頑張るのではなく、みんなで支え合う。
分からないことを一緒に考える。
できるようになったことを一緒に喜ぶ。
困った時には、ちゃんと声をかけ合う。
そんな関係性があるから、人は安心して挑戦できます。
高校3年生の皆さん。
社会に出る前から、全部を完璧にしようとしなくて大丈夫です。
大事なのは、分からないことをそのままにしないこと。
失敗を恐れすぎないこと。
そして、素直に「教えてください」と言えることです。
その一言が、あなたの未来を変えていきます。
仕事は、最初からできる人が勝つ世界ではありません。
聞ける人が伸びます。
学べる人が強くなります。
素直に成長しようとする人が、信頼される人になります。
江口組は、そんな若い人たちを応援したいと思っています。
街をつくる仕事。
人の役に立つ仕事。
地域の安心安全を守る仕事。
その一歩目は、難しい技術よりも、立派な知識よりも、まずはこの言葉から始まります。
「分からないので、教えてください」
その言葉を言える人は、きっと大丈夫。
あなたは、これからいくらでも伸びていけます。