おつカレー様です!

今日も動画撮影、編集と頑張っていたカレー王子こと江口組4代目の江口充です!

https://twitter.com/eguchance/status/1336497307156586498?s=21

今日の動画は小松能美建設業協会青年部の建青会の動画撮影です。

建設業界における担い手確保の課題に取り組む中での活動の一環として行いました!

これまで色々な活動を行ってきた建青会、そしてその成果を今日のブログでご紹介します。

建設科なのに建設業に就職しなかった生徒たち

数年前の話になりますが、平成24年度小松工業高校の建設科の生徒が建設業関係の会社に就職したのは、就職を希望する生徒全体の32%でした。

高校で建設専門の勉強をする生徒にも関わらず、わずか3分の1の生徒しか建設業の道へ進まない状況で、その他の3分の2の生徒は建設業以外の業界へと就職していました。

表を見ると、平成25年度は57%、平成26年度は41%と3年平均でも建設業への就職率は44%と小松工業高校建設科の卒業生の建設業への就職率は低調な数字が続いていました。

原因としては、平成24年度以前の数年間は建設業全体として求人を控えていた企業が多く、工業高校への求人が少なく他業種に生徒が流れていたこと、また建設業のイメージが悪く、建設業で働きたいという生徒が少なかったということが原因として考えられます。

特に建設業のイメージの悪さは、企業の求人が増えてきた中でも大きな問題であり、3K「きつい、汚い、危険」に加え、最近では「給料が安い、休暇が無い、希望が無い」という新しい3Kが加わり、高校生の建設業離れの深刻な状況が続いていました。

高校生たちに建設業で働きたい!と思ってもらえる建青会の取組み

この状況を打破すべく、小松能美建設業協会青年部の建青(けんせい)会は、小松工業高校と協力し、一人でも多くの生徒に建設業で働いてもらおうと願い、様々な取組みを平成27年より行っています。

1つ目の取組みとしては小松工業高校2年生を対象とした意見交換会を開催しました。

建設業で働くとはどういうことかを説明し、測量体験などを行い、現場で働いている現場監督の人たちとの意見交換会を実施しました。学校で専門の勉強をしている生徒の皆さんですが、現場で働くことをイメージできる生徒はほとんどいませんでした。

しかしこの意見交換会を通じ、現場で働くことを知り、建設業への興味を持った生徒が増えた手応えを感じました

2つ目は、工事現場見学会を実施しました。

話を聞くだけではなく、工事現場へ行き実際に現場を見学することで、現場で働く人の様子や現場の雰囲気を実感してもらい、工事現場とはどういう場所か、現場で働くとはどういうことかを生徒たちに知ってもらいました。

参加した生徒のほとんどが、初めて現場を見学する生徒で、工事現場に興味を持って見学してもらうことができました。

最後にインターンシップやデュアルシステムを実施しました。

各会員企業の職場で高校生が働く体験をする機会の提供を行いました。インターンシップでは3日間、デュアルシステムでは5日~10日の期間において、実際に工事現場などで働くことで、建設業で働き、仕事のやりがい楽しさを体験してもらいました。

また意見交換会や現場見学会で建設業に興味を持った生徒がさらに建設業で働きたいという意欲が湧いてきた生徒を増やすことができました。

地元建設会社を知る機会

現場で働く重機を動かし現場を動かしてみよう

レーザー墨出し体験

現場監督の仕事とは!

建設業を志す高校生が増えてきた!!

このような建青会の取組みにより、小松工業高校建設科において建設業への就職率が半数だった割合が徐々に増えてきました。

平成27年度が68%、平成28年度が80%、そして平成29年度には88%と建設業へと就職する生徒が大幅に増加しました。

これはこの後も高水準を続けています。

建設科において就職を希望する80%以上の生徒は建設業を志してくれています!

小松工業高校の進路指導の先生は「これも協会の皆さんのおかげです。建設業で働くことを知らない生徒たちに、建設業のやりがい、楽しさを教えてもらったからです」という言葉を頂きました。地道にコツコツと続けてきた成果が出て、建青会として大変嬉しく思っています

また建青会では高校生だけではなく、小松市内各中学校へ出向きキャリア教育の一環として、建設業の仕事の話をする講師としての活動を行っています。この活動も3年目を迎え、この活動は小松工業高校の受験における出願倍率が増加するという成果を出しています。

このように建青会の活動が建設業の抱える「担い手不足」の問題解決につながるように頑張ってきました。

その結果、少しずつ改善の兆しが見えてきたことは嬉しいことですが、就職した高校生が早期に退職してしまうという新たな課題が見えてきました。

今後は、担い手確保の取組みと同じく、この新たな課題に向けて取り組んでいこうと考えています。

そして毎年続けているこの活動は今年もやります。

12月17日に小松工業高校へ行き「現場監督体験会&企業ガイダンス」を行います!

関連記事、人気記事はこちら!

日本の明るい未来のために必要なのは土木の力

就職活動中の高校生の皆さんへ!江口組で働く先輩の話を聞いてみよう!

建設業で働こうと考えている高校生の皆さんへ!CHIKACO姉さんからのお知らせです

就職活動中の高校生の皆さんへ!江口組で働く先輩の話を聞いてみよう!

建設業で働こうと考えている高校生の皆さんへ!CHIKACO姉さんからのお知らせです

江口組の採用についてもっと知りたい方へ

一緒に働いてみませんか?新卒・中途で募集中です。 詳しくはこちらを御覧ください!