会社らしさは、どこにあるんだろう
会社には、それぞれ「その会社らしさ」があります。
社風だったり、文化だったり、雰囲気だったり。
でも、それって会社案内に書いてある言葉だけでできるものではないと思っています。
先日の江口組の内定式で、そんなことを改めて感じました。
内定者2人の後ろには、入社3年目までの若手社員たちが座っていました。
これは毎年やっていることです。
式が始まる前から、若手社員たちは緊張している2人に声をかけていました。
少しでも話しやすい雰囲気をつくろうと、一生懸命コミュニケーションを取ってくれていたんです。
誰かに、
「ちゃんと話しかけてあげて」
と言われたからではないと思います。
自然とそうしてくれていました。
その姿を見ながら、
こういうところに会社の文化って出るんやろうな
と思いました。
自分がしてもらったことを、次の人へ
今、内定者に声をかけてくれている若手社員たちも、数年前までは同じ立場でした。
初めて会社に来て。
緊張して。
先輩たちに声をかけてもらって。
分からないことを教えてもらって。
不安なときには相談に乗ってもらう。
そうやって少しずつ会社に慣れてきたんだと思います。
そして今度は、自分たちが新しく入ってくる人を迎える側になった。
これって、すごく大事なことだと思います。
会社の文化というのは、
マニュアルで教えるものでもない。
朝礼で毎日言えば伝わるものでもない。
自分が先輩からしてもらったこと。
嬉しかったこと。
助けてもらったこと。
それを今度は、自分が後輩にしてあげる。
そうやって、人から人へ受け継がれていくものなんじゃないかと思います。
内定式のあとには「先輩と話そう!」という時間もありました。
入社までに何を準備したらいいのか。
仕事はどんな感じなのか。
どんなことで困ったのか。
年の近い先輩だからこそ話せることがあります。
最初は緊張していた内定者の表情が、少しずつ柔らかくなっていく。
その様子を見ながら、
江口組の中で少しずつ何かがつながっているなと感じました。
文化は、日常の小さな行動からつくられる
僕は、会社の文化というと大げさに考えなくてもいいと思っています。
困っている人がいたら声をかける。
新しく入ってきた人を気にする。
分からないことを聞かれたら教える。
失敗して落ち込んでいたら励ます。
「大丈夫?」とひと言声をかける。
そんな小さな行動の積み重ねが、会社の雰囲気をつくっていく。
そして、その姿を見た後輩が、
「自分も後輩ができたら、こうしよう」
と思う。
これが文化なんだと思います。
逆に言えば、悪い文化も同じように受け継がれてしまいます。
「自分も昔そうされたから」
という理由で、厳しさや理不尽さまで次の世代へ渡してしまったら、会社は変わりません。
だからこそ、
残したいものは受け継ぐ。
変えた方がいいものは変える。
この両方が大事です。
江口組にも、昔から受け継いできた大切なものがあります。
仲間を大切にすること。
地域を大切にすること。
真面目に仕事に向き合うこと。
そして、新しく入ってくる人をみんなで迎えること。
そういうものは、これからも残していきたい。
今回の内定式で若手社員たちを見ていて、
会社の文化は社長がつくるものだけじゃない。
社員一人ひとりが、毎日の行動の中でつくってくれている。
そんなことを感じました。
先輩から後輩へ。
そして、その後輩がいつかまた次の後輩へ。
いいものが自然につながっていく会社にしていきたい。
それが、江口組らしさになっていけば嬉しいです。