ヒーローは、目立つ人だけじゃない
ヒーローと聞くと、どんな人を思い浮かべますか。
強くて、かっこよくて、困っている人を助ける人。映画や漫画に出てくるような、派手で目立つ姿を想像する人も多いかもしれません。
でも、僕は思うんです。
本当のヒーローって、必ずしも派手な人ばかりじゃない。むしろ、毎日の暮らしの中で、誰かの安全や安心を静かに支えている人たちこそ、街のヒーローなんじゃないかと。
たとえば、みんなが毎日通る道路。学校へ行く道、友達と遊びに行く道、家族と車で出かける道。普段は当たり前のように使っているけれど、その道路が壊れていたらどうでしょう。雨の日に水たまりができたり、穴があいていたり、通れなくなっていたら、生活はとても不便になります。
その道路を直し、守っている人がいます。
川が大雨であふれないように整備する人がいます。海岸を守る人がいます。橋を直す人がいます。災害が起きた時、いち早く現場へ向かい、地域のために動く人がいます。
それが、土木の仕事です。
土木の仕事は、誰かの毎日を守る仕事
土木の仕事は、目立たないことも多い仕事です。
完成した道路や橋を見ても、「これを誰がつくったんだろう」と考える人は、そんなに多くないかもしれません。でも、その道路や橋があるから、人は学校へ行ける。仕事へ行ける。救急車や消防車も走ることができる。お店には商品が届き、地域の暮らしが動いていきます。
つまり土木は、街の当たり前をつくる仕事です。
そして、当たり前を守る仕事でもあります。
当たり前というのは、不思議なもので、ある時はなかなか気づかれません。でも、なくなった時に初めて、その大切さがわかります。道路が通れない。橋が使えない。川が危ない。そんな時、土木の仕事の大切さは一気に見えてきます。
だからこそ、土木で働く人たちは、街のヒーローだと僕は思っています。
ただし、ヒーローといっても、キラキラしたマントをつけているわけではありません。泥がついた作業着を着て、暑い日も寒い日も現場に立ち、仲間と声をかけ合いながら、一つ一つの仕事を積み重ねています。
その姿は、派手ではないかもしれない。
でも、めちゃくちゃかっこいい。
高校3年生のみんなの中には、これから就職を考える中で、「自分にできるかな」「現場って怖そうだな」「土木って大変そうだな」と不安に思っている人もいると思います。
その気持ちは、とても自然なことです。
初めて社会に出るのだから、不安があって当たり前です。知らない世界に飛び込むのだから、心配になるのも当たり前です。
でも大丈夫。
土木の現場には、怖い人ばかりがいるわけではありません。むしろ、若い人を育てたい、成長を応援したいと思っている優しい先輩がたくさんいます。もちろん仕事なので、厳しさもあります。安全を守るために、しっかり伝えなければいけないこともあります。
でもその厳しさは、誰かを傷つけるためではありません。
自分を守るため。仲間を守るため。地域の人を守るため。安全に仕事を終えて、みんなで家に帰るための厳しさです。
君も、街の未来をつくる一人になれる
江口組は、若い人が安心して働き、成長していける会社でありたいと本気で思っています。
最初から何でもできる人はいません。道具の名前がわからなくてもいい。現場の流れがわからなくてもいい。大切なのは、素直に学ぶこと。仲間と協力すること。そして、少しずつできることを増やしていくことです。
土木の仕事は、一人ではできません。
現場監督、作業する職人さん、協力会社の皆さん、地域の方々。たくさんの人が関わり、力を合わせて一つの仕事を完成させます。まさに「和の力」です。
自分が関わった道路を、地域の人が使う。自分が関わった工事が、誰かの安心につながる。何年も何十年も、その街に残っていく。
こんなに誇れる仕事は、なかなかありません。
高校3年生のみんなへ。
将来の仕事を考える時、給料や休み、働く場所ももちろん大事です。でもそれだけじゃなく、「自分の仕事が誰の役に立つのか」「どんな未来につながっているのか」も、少し考えてみてほしいです。
土木は、街をつくる仕事です。
街を守る仕事です。
そして、誰かの普通の毎日を支える仕事です。
派手じゃないかもしれない。目立たないかもしれない。でも確かに、そこに必要とされる仕事があります。
道路を直す人。川を守る人。街を安全にする人。
その一人ひとりが、街のヒーローです。
そして次は、君がそのヒーローになるかもしれません。