見えない「空気」が、会社の「明日」を創る
多くの場合、会社を評価する時、どうしても「売上」や「利益」といった、数字に目が向いてしまいます。
それは、僕自身も例外ではありません。
経営者として、会社を成長させていくためには、こうした数字の目標達成は不可欠ですし、それが会社の健全性を測る上で重要な指標であることは、誰よりも理解しているつもりです。
でも、今日、この澄んだ空を見上げていると、ふと、もっと大切なものがあるのではないか、という思いが強くなりました。
それは、数字では測ることができない、もっと温かい、もっと人間的な、僕たちの会社の「土台」のことです。
安心、安全、そして「信頼」という名の温もり
皆さんは、会社の「土台」と聞いて、何を思い浮かべますか?
もちろん、堅実な経営基盤や、優秀な人材、革新的な技術といった、目に見える強みは、確かに会社の力となります。
しかし、僕が今日、みんなと分かち合いたいのは、そういった「成果」の裏側にある、もっと静かで、しかし確かな「力」のことです。
それは、例えば、仕事で困った時に「大丈夫だよ」と、自然に手を差し伸べてくれる仲間の温かさ。
ミスをしてしまった時に、責めるのではなく、一緒に解決策を考えてくれる、そんな「安心感」
そして、どんな状況でも、お互いを尊重し、信じ合える「信頼関係」です。
これらのものは、決算書に記載される数字には現れません。
けれども、僕が長年、この会社でみんなと共に歩んできた中で、何よりも大切だと感じているものなのです。
現場の活気、チームワークの良さ、そして、一人ひとりの表情に浮かぶ、充実感。
そういったものこそが、僕たちの会社の「強さ」の源泉だと、僕は信じています。
最近、あるプロジェクトで、予期せぬ壁にぶつかることがありました。
数字だけを見ていたら、きっと諦めていたかもしれません。
でも、みんなが「一緒に頑張ろう」「この壁を乗り越えよう」と、声をかけ合い、支え合っていた姿を見て、僕は改めて、この「見えない土台」の偉大さを痛感したのです。
あの時、みんなの間に流れていた、温かい「思いやり」と、揺るぎない「信頼」こそが、僕たちを前に進ませる、何よりも強力な推進力でした。
未来への「種まき」、見えない価値を大切に
経営者として、数字の目標達成にばかり気を取られてしまうと、どうしても、その「手段」が「目的」になってしまうことがあります。
もちろん、数字は大切です。
しかし、もし、その数字を達成するための過程で、みんなが安心して働ける環境が損なわれたり、お互いを思いやる気持ちが薄れてしまったりするようなことがあれば、それは本末転倒だと、僕は考えます。
目に見える成果を上げることも、もちろん重要です。
しかし、それ以上に、僕が今、心から大切にしたいと思っているのは、僕たちの会社の「見えない土台」を、もっと丁寧に、もっと大切に育んでいくことです。
それは、例えば、新しい仲間が会社に馴染めるように、温かく迎え入れること。
日頃の感謝の気持ちを、言葉や行動で伝え合うこと。
そして、どんな小さなことでも、お互いの意見に耳を傾け、尊重し合うことです。
これらの「見えない価値」を大切に育んでいくことは、一見、地味で時間がかかる作業に思えるかもしれません。
しかし、僕は確信しています。
この「見えない土台」がしっかりとしている会社こそが、長い目で見たときに、どんな困難にも打ち勝つことのできる、真に強い会社へと成長していくのだと。
そして、その「強さ」こそが、僕たちの会社の未来を、より明るく、より豊かなものにしてくれるはずです。
これから、みんなと一緒に、この「見えない土台」を、さらに強固なものにしていくために、一歩ずつ、前に進んでいきたいと思っています。