3月16日、東京の土木学会で行われた
土木広報大賞2025 表彰式に、江口組を代表して参加してきました。
会場には、多くの土木広報仲間が集まっていました。
江口組としては今回で3回目の受賞。
つまり、表彰式への参加も3回目です。
初めて参加したときはとても緊張しましたが、3回目となる今回は少し慣れた気持ちで会場に入ることができました。
そして何より、知っている方が増えてきたことが嬉しかったです。
会場には、土木広報を本気で頑張る人たちがたくさんいました。
同じ志を持つ仲間が、こんなにもいる。
それだけで、すごく力をもらえました。
思い返せば、僕が土木の魅力を発信しようとSNSを始めた頃、まわりに同じような思いで発信している人はほとんどいませんでした。
同士と呼べる存在はおらず、むしろいたのは批判する人たちのほうが多かったように思います。
それでも、土木は人の暮らしを支え、地域を守るかっこいい仕事だと信じて、発信を続けてきました。
だからこそ今、こうして表彰式の場に立ち、たくさんの仲間、同志と出会えていることが本当に嬉しいです。
ここまで続けてきてよかったと、心から思いました。
最優秀賞、優秀賞を受賞された皆さんのプレゼンも、本当に素晴らしかったです。
楽しく、そしてとても勉強になりました。
江口組も3分間の活動紹介プレゼンをさせていただきました。
プレゼン後に
「感動しました」
と声をかけていただけたことが、とても嬉しかったです。
私たちが伝えたのは、能登半島地震のときの発信についてです。
2024年1月1日16時過ぎ。
能登半島を中心とした大地震が石川県を襲いました。
私たち江口組は、発災直後、県内の建設会社の皆さんとともに道路啓開作業にあたりました。
道路を通さなければ、支援が届かない。
人も物も動けない。
だからこそ、一刻も早く道をひらくため、厳しい現場で作業を続けました。
停電、断水、通信障害。
食料や燃料の確保も厳しい中、社員たちは車中泊や雑魚寝をしながら動いていました。
その活動を、私たちはSNSで発信しました。
でも、最初から簡単にできたわけではありませんでした。
こんな状況で発信していいのか。
不謹慎だと思われないか。
売名行為だと受け取られないか。
社内でも、たくさん悩みました。
それでも発信したのは、
土木は人の役に立つ仕事であり、命とまちを守る仕事だということを、こんなときだからこそ伝えたい
と思ったからです。
現場で頑張る仲間たちの姿を伝えることが、社会の理解や支援につながるのではないか。
そう信じて、発信を決断しました。
すると、全国からたくさんの声が届きました。
「ありがとう」
「がんばって」
「あなたたちが希望です」
大きな反響をいただいた投稿では、
いいね約2万、リポスト約4,400、コメント約200。
本当に大きな力をいただきました。
でも、私たちの心に一番残ったのは、地元の方の言葉でした。
「ここの道路は昔、自分の通学路でした」
「この先に自分の実家があります。よろしくお願いします」
その言葉をいただいたとき、はっとしました。
私たちは道路を通そうとしていた。
でも、その道路は単なる道路じゃなかった。
そこには思い出があり、歴史があり、家族がいて、暮らしがある。
そういう大切な道だったのです。
そのとき、改めて思いました。
土木は、ただ道を直す仕事じゃない。
人の暮らしを守り、人の思いをつなぎ、地域の希望をひらく仕事なんだ。
そしてもう一つ、強く感じたのが広報の力です。
広報は、ただ知らせるものではない。
現場の意味を伝え、土木の価値を社会に届ける力がある。
道路だけでなく、心の道もつなぐ力がある。
私はそう感じました。
この活動は、2024年9月の能登豪雨の際にも続きました。
そして、これからも続けていきます。
表彰式のあとの懇親会でも、土木広報への熱い思いを持った皆さんとの時間は本当に楽しかったです。
さらに懇親会後も場所を移して、熱い議論は続きました。
そんな人たちと過ごす時間は、楽しすぎました。
本当にありがとうございました。
これからも、この仲間たち、同志たちとともに、土木の魅力と価値を発信し続けます。
土木はかっこいい。土木は人を守る。土木は地域の未来をつくる。
そのことを、これからも伝えていきます。
このたびの受賞に、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。