まさか自分が、人前で話す側になるとは

社長になって、今年で10年。

振り返ってみると、本当にいろんなことがありました。

事業承継。

会社づくり。

採用。

人材育成。

SNS。

広報。

土木の魅力発信。

決して順調だったわけではありません。

悩んだこともあるし、失敗したこともある。

「これでいいんかな」と迷いながら進んできた10年だったと思います。

そんな僕ですが、最近はありがたいことに、人前で話をさせてもらう機会が増えてきました。

先日も東京都市大学のリカレントプログラムで講師を務めさせていただきました。

昨年に続いて2度目。

改めて考えてみると、不思議です。

10年前、社長になったばかりの頃の僕は、

「いつか大学で講師をしよう」

なんて、まったく考えていませんでした。

人前で話すことを仕事にするなんて、想像もしていませんでした。

発信を続けていたら、話せることが増えていた

では、なぜ人前で話す機会が増えたのか。

特別なことをしてきたからではないと思います。

一つ大きかったのは、やっぱり発信を続けてきたことです。

ブログを書く。

SNSで発信する。

江口組のことを伝える。

社員のことを伝える。

土木の仕事を伝える。

採用について考えたことを書く。

社長として悩んだことや、うまくいったこと、失敗したことも言葉にしてきました。

発信を続けていると、自分の経験を振り返るようになります。

「あのとき、なんでうまくいったんだろう」

「逆に、あの失敗から何を学んだんだろう」

「江口組の強みって、結局なんだろう」

そんなことを考えながら、何度も言葉にしてきました。

その積み重ねが、いつの間にか人前で話せる“材料”になっていたんだと思います。

最初から誰かに教えるつもりでやってきたわけではありません。

ただ、自分たちのことを知ってほしかった。

土木の魅力を伝えたかった。

江口組の社員の良さを知ってほしかった。

そのために発信してきただけです。

でも続けてきたことで、

自分たちの経験が、誰かの役に立つこともある。

そう思えるようになりました。

成功談だけじゃなく、失敗も全部ひっくるめて伝えたい

講師として人前に立つようになっても、

「僕が正解を教えます」

という気持ちはありません。

そんなものは、僕にも分かりません。

会社の数だけ事情があるし、経営者の数だけ考え方があります。

だから僕が話せるのは、

江口組ではこうやってきました。

ということだけです。

社長になって悩んだこと。

事業承継で感じたこと。

社員との関係づくり。

SNSを始めた理由。

採用がうまくいかなかった経験。

そこから考え方を変えたこと。

会社の中にすでにあった価値に気づいたこと。

成功したことだけではなく、失敗したことも全部ひっくるめて伝える。

その中から一つでも、

「これ、自分の会社でもやってみようかな」

と思ってもらえるものがあれば、それで十分だと思っています。

社長になって10年。

気がつけば、会社を経営することだけではなく、

自分の経験を言葉にして、人に伝えることも仕事の一つになりました。

10年前には想像もしていなかったことです。

でも、これも発信を続けてきたからこそ生まれた仕事なんだと思います。

これからもブログを書いて、SNSで発信して、人と会って話す。

そして、自分たちの経験が誰かの役に立つなら、どんどん伝えていきたい。

まだまだ僕自身も学び続けます。

そして学んだこと、経験したことを、また次の誰かへ。

そんな10年目からの新しい仕事も、楽しんでいきたいと思います。

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