バラバラではなく、ひとつの方向へ進むために
江口組では、決算が終わり一年のはじまりに全社員が集まり、発表会を行っています。
その発表会は「笑顔感謝創造計画書(えがお・かんしゃ・そうぞう・けいかくしょ)」という、一風変わった名前の冊子に基づいて開催するものです。
この計画書には、江口組の1年間の経営方針、理念、ビジョンが詰まっています。
私たちがどこに向かうのか、どんな姿勢で仕事に取り組むのか。
そしてその先に、どんな社会や地域の姿を描いているのか。
それらを社員一人ひとりと共有するために、毎年7月にこの計画書を発表し、全社員で気持ちをひとつにする時間を設けているのです。
今年も来月開催予定です。
「笑顔感謝創造計画書」という名前に込めた想い
なぜ、「笑顔」「感謝」「創造」なのか?
これらは江口組が日々の仕事で何よりも大切にしているキーワードです。
たとえば、道路工事や河川の護岸工事といった私たちの仕事は、直接的に「人の命や暮らし」に関わります。
目立たない仕事かもしれませんが、その積み重ねが、地域の安心と安全、そして笑顔を守ることにつながっていると、私たちは信じています。
また、仕事を通じて「ありがとう」と言ってもらえること。
それは職人として、技術者として、何よりも誇りであり原動力になります。
そして、「創造」するということ。
それは、モノをつくることに留まりません。
地域の未来、働く人の幸せ、持続可能な社会・・・
そういった“見えない価値”をつくり出していくことも、私たち土木業の大切な使命なのです。
この3つの言葉を、私たちの経営理念にも掲げている大切な言葉です。
単なるスローガンではなく、計画書にしっかりと落とし込んでいます。
未来をつくるのは、計画ではなく“共感”
この計画書をもとに、江口組では毎年、発表会を行います。
ただ社長が一方的に話すのではなく、部門ごとに目標を共有し、社員一人ひとりが「自分の言葉」で語る場として位置づけています。
この発表会では、新人社員もベテラン社員も、同じステージで発表をします。
「今年は、こういうことにチャレンジしたい」
「もっと地域の人と関わる仕事がしたい」
そんな声が、現場から自然とあがってくるのです。
大事なのは、“経営者の想い”が“社員の行動”とつながっていること。
そして、それが全員の「共感」を生み、同じ方向に進む力になるということです。
目標は、数字や言葉だけでは動きません。
心が動いて、はじめて力になります。
だからこそ、江口組ではこの「笑顔感謝創造計画書」を、単なる書類やマニュアルではなく、会社のバイブルとして大切にしているのです。
来期に向けての笑顔感謝創造計画書を作成中です。
新しい一年の方向性を標すために、心を込めて作っています!
今日もブログを読んでいただきありがとうございます!
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