私たちの「土木」って、そもそも何?

普段から当たり前のように使っている言葉「土木」。

私たち江口組も、“土木工事の会社”として、誇りをもってこの言葉を掲げています。

でも、ふと立ち止まって考えてみると、「土木」ってそもそも何だろう?と。

現場で使われるのが当たり前、求人や看板、社名にも使われるこの言葉。

けれど、なぜ「土」と「木」なのか?

どうしてこの言葉が、“社会の基盤をつくる仕事”の代名詞になったのか?

そのルーツを知ることは、私たちの仕事に対する理解と誇りを、もっと深めてくれる気がしました。

「土」と「木」、2つの意味

「土木」という言葉の起源は、中国の古典にあります。

古代中国では、国を築くうえで重要なインフラ整備を「土木」と表現していました。

「土」は、地面を整えること。

すなわち、土地をならし、基盤を作ること。

一方の「木」は、構造物を建てること。

柱や梁、家屋、橋といった“縦”の要素を担うものです。

この「土」と「木」が一体となって初めて、人の暮らしが成立する。

つまり、「土木」とは、人々の生活を支える“土台と構造”のすべてを表している言葉なのです。

日本では明治時代、この概念が取り入れられ、河川や道路、鉄道、港湾といった国家のインフラ整備を担う分野として「土木」が定着しました。

今でこそ、電気・通信・機械など多様な技術が絡み合っていますが、すべての基礎には「土木」があります。

名前の意味を知ると、誇りが増す

「土木」という言葉の意味を知ると、私たちの仕事の“本質”が見えてきます。

それは、人々の生活を根っこから支える仕事。

直接的に目に見えにくくても、暮らしの安心や便利、豊かさを生み出す土台です。

毎日、現場で汗を流す社員たちは、ただ“作業”をしているわけではありません。

道路を造ることは、人をつなぐこと。
堤防をつくることは、地域を守ること。
橋をかけることは、未来への道をひらくこと。

そして、私たちが「土木」という言葉を胸に働く理由には、人々の暮らしを守り、次の世代により良い社会をつなぐという使命があります。

土木の世界は、時代とともに変化しています。

ICT、DX、カーボンニュートラル…様々なキーワードが飛び交う今、「土木」という言葉の本質だけは、これからも変わらないと思うのです。

この言葉に誇りをもち、技術を磨き、チームで挑み、地域を支える。

そんな「土木の心」を、次の世代にも伝えていけたら。

今日もまた、「土」と「木」をつなぐ現場で、仲間たちと未来を築いていきます。

 

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