選挙から見えたSNS

江口組広報部では、月に2回ほど社内で勉強会を実施しています。

昨日もメンバーが集まり、SNSについて学び合う時間を持ちました。今回のテーマは、「参議院議員選挙から学ぶSNS戦略」

7月に行われた参院選では、これまで以上にSNSの力が爆発したように感じました。

特に印象的だったのは、一部の政党や候補者が見せたSNSでの発信力。

「情報発信の量」「言葉の力」「共感を呼ぶ構造」

これは、政治に限らず、企業や組織にも大いに通じるヒントがあると感じました。

そこで広報部として、どんなSNS戦略が“支持”を生み出したのか、そしてその本質はどこにあるのかを、選挙から学ぶことにしました。

成功した党に見えた3つの凄さ

私自身が、SNSで支持を広げた政党を観察していて感じたのは、以下の3つの要素の「圧倒的な強さ」です。

① 情報発信量の多さ
とにかく発信量が多い。毎日、何度も投稿がありました。
それをどの候補者もしていたし、地方議員の方の発信もすごかった。
しかも、内容は短く、シンプルでわかりやすい。
「量は質に転化する」という言葉がありますが、まさにその通り。
投稿の頻度が高いことで、自然とフォロワーの目に触れ、認知が拡大していった印象です。

② 共感を呼ぶメッセージ
難しい政策や専門的な議論ではなく、「誰でもわかる言葉」で語っていたことも特徴でした。
「自分もそう思う!」「それ、わかる!」と思える話題が多く、見る側の感情を動かす力がありました。
一方的な発信ではなく、フォロワーと“心がつながる”ような投稿が多かったように思います。

③ ファンの“自発的な拡散”
そして何よりすごかったのが、言葉を聞きファンになった人(フォロワー)が拡散していたこと。
候補者本人や公式アカウントの発信を、共感した人たちがリツイートやシェアで広げていく。
まさに理想的なSNSの使い方で、SNSを盛り上げていく姿に、SNSの原点と可能性を感じました。

本質は「SNSの使い方」ではなく「想いの伝え方」

一方、選挙後のニュースでは、敗れた政党の敗因について「SNSをうまく使えなかったこと」が挙げられていました。

でも、それを聞いたとき、違和感を覚えました。

SNSはあくまでもツールです。

大事なのは「どう使ったか」よりも、「そもそも何を伝えたのか」「誰に向けて伝えたのか」ではないでしょうか?

日ごろから、SNSで成果を出すための前提として、こう考えています。

「誰に × 何を × どうして欲しいか」ということと、「 誰が発信するか」

これが大事ですし、これが曖昧なままでは、いくらSNSで毎日投稿しても、誰にも届かないし、共感もされない。

逆に、これがしっかりしていれば、どんな媒体であれ、きっと伝わるはず。

今回の選挙で勝利した政党は、まさにこの体系を体現していたように感じます。

フォロワーが“誰か”を感じることができ、言葉に共感し、思わずシェアしたくなる。

そんな“伝える力”が、票以上の信頼を生み出していたように思います。

選挙は政治の話かもしれません。

でも、私たち広報が取り組む「企業の情報発信」も、本質は同じです。

・誰に伝えたいのか?
・どんな言葉が届くのか?
・なぜ、発信するのか?
・そして、誰が語るのか?

この問いを忘れず、これからも江口組らしい言葉で、地域や社会とつながっていけたらと思います。

SNSはただの発信ツールではなく、“想い”を伝える場。

だからこそ、これからも、学び、試し、磨き続けたい。そんな気持ちを強くした勉強会でした。

また、何を学び、これからどんな風にやっていくか考えたことを改めて紹介したいと思います!

 

今日もブログを読んでいただきありがとうございます!

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