なぜSNSは「うまくいかない」のか
最近、企業でSNSを始めたいという経営者が増えています。
とてもいい流れだなって思っています。
時代は確実に変わっています。
でも、現場を見ていると、うまくいかない会社にはある共通点があります。
それは
「担当者に丸投げしている」こと。
社長は言います。
「SNSやったほうがいいよね」
「若い人が得意でしょ」
「任せるよ」
一見、前向きに見えます。
でも実はここに、大きな落とし穴があるんです。
SNSは単なる広報ツールではありません。
会社の“思想”や“価値観”がにじみ出るメディアです。
思想なき発信は、必ず薄くなる。
なぜ丸投げすると弱くなるのか
担当者は一生懸命やります。
投稿を考え、画像を作り、数字を追いかける。
でも、どこかで壁にぶつかる。
「どこまで踏み込んでいいのか?」
「この表現は会社として大丈夫か?」
「理念って、どう言葉にすればいいのか?」
ここで止まるんです。
なぜか?
SNSはテクニックではなく、
経営判断の連続だからです。
どんな未来を作りたいのか。
どんなお客さんと付き合いたいのか。
何を大事にする会社なのか。
これを決めるのは、担当者ではない。
トップです。
トップが関わらないSNSは、
どうしても“無難”になります。
無難は安全です。
でも無難は、選ばれません。
SNSは企業アカウントであっても、
実際には“人格”が見られています。
人格のない発信は、刺さらない。
経営者がやるべきこと
では、社長は全部投稿しなければいけないのか?
違います。
大切なのは、
当事者であること。
・方向性を示す
・思想を語る
・挑戦を許す
・担当者を守る
これだけでいい。
「これは会社としてやる」
「失敗してもいい」
「責任は俺が持つ」
この一言で、空気は変わります。
SNSは外向きの施策のようで、
実は内側を映す鏡です。
トップが本気なら、発信は強くなる。
トップが様子見なら、投稿も様子見になる。
SNSがうまくいかない会社は、
ノウハウが足りないのではありません。
覚悟が足りない。
そして逆に言えば、
覚悟さえあれば、時間はかかっても必ず関係は育つ。
SNSは広告ではありません。
関係づくりです。
関係は、熱から生まれます。
その熱を出せるのは、
やっぱり経営者なんです。