5年間で入社1名。壁にぶつかった採用活動
数年前の江口組は、採用に大変悩んでいました。採用難はどこの企業もあると思います。
江口組も多くの企業と同じように、いわゆる大手就職サイトに掲載し、説明会を開催し、エントリーを待つ。
しかしその努力にもかかわらず、5年間で入社したのはたったの1名。
求人票も、PR動画も用意しました。
掲載順位を上げるためのオプションも試しました。
でも、学生たちからの応募は増えず、内定辞退も続きました。
何が足りないのか。どうしたら、江口組の魅力が伝わるのか。
このままではいけない。そう強く感じたときに、ひとつの大きな転換を決意しました。
伝わる採用へ。SNS中心の情報発信に切り替えた理由
大手サイトでは伝えきれないもの。
それは、日々の現場のリアルな姿、社員の表情、働く空気感でした。
「江口組で働くって、実際どんな感じ?」
この問いに答えるには、ありのままを発信することが何より大切です。
そこで『SNSを活用した採用活動』に切り替えることを決めました。
現場の風景、作業中の様子、社内イベントや社員の何気ないひとこと。
それらを毎日コツコツ、X(旧Twitter)やInstagramで発信し始めました。
社員自身が発信する機会も増やし、就活生が「人」を感じられるようにしました。
動画やリールも取り入れ、「採用用アカウント」ではなく「会社の今」を伝える場所に変えていったのです。
すると、少しずつ反応が変わり始めました。
DMで「説明会に参加したい」という連絡が来るようになり、コメントで「楽しそうな会社ですね」という声が届き、何より、学生たちの目線が“求人”から“人”へと向いたのを感じました。
5年間で14名の新入社員。地域を越えてつながったご縁
SNSを活用し始めてから、5年が経ちました。
その間に江口組に入社した新入社員は、なんと14名。
以前の5年間が1名だったことを思うと、大きな変化です。
特に驚いたのは、地元・石川県以外からも入社希望があったこと。
実際に、愛知県からの入社者もありました。
「SNSを見て、この会社で働きたいと思った」
「現場の人たちが楽しそうで、自分も入りたいと思った」
そんな声を聞くたびに、やってきたことは間違いじゃなかったと実感します。
SNSは、単なる情報発信ツールではありません。
そこには「人」がいて、「ストーリー」があり、「共感」があります。
その力は、地域や業種、企業規模を越えて、確実に届いていくのだと、私たちは体感してきました。
そして何より、今働いてくれている新入社員たちは、
「SNSで会社を知って応募した」という共通点を持っています。
採用において「出会い方」はとても大事。
だからこそ、私たちはこれからも、日々の発信を大切にしていきたいと思っています。
未来の仲間とつながるために。
これからも、江口組は“人”を届ける発信を続けていきます!
今日もブログを読んでいただきありがとうございます