フルマラソンの目標
フルマラソンに出場する人の多くは、「サブ4(4時間切り)」を目指したり、自分のベストタイムを更新することを目標にしています。
速く走る、強くなる、過去の自分を超える。
その姿勢は本当に素晴らしいと思います。
でも、僕のマラソンの目標はちょっと違います。
僕が走る理由は、「記録」ではなく「記憶」を残したいからです。
そのためにやっているのが、SNS投稿をしながらのマラソン挑戦です。
なんと、42.195kmの間にXで20投稿することを目標に走っています。
走るたびに、スマホを手に取って写真を撮ったり、感じたことを短く投稿したり。
周りからは「大変そう」「集中できないんじゃない?」と言われることもありますが、僕にとってはこのスタイルがいちばん「マラソンを楽しんでいる」と言える方法なのです。
タイムよりも、人に届けたい“走るたのしさ”
「今日は最高の秋晴れ!」「沿道の応援があたたかい」「この仮装ランナーの完成度すごい!」
そんな一言一言を、走りながらXに投稿しています。
立ち止まってスマホを操作するので、もちろんタイムは落ちます。
でもその分、景色や空気、まわりの雰囲気をたっぷり感じることができる。
フルマラソンの42.195kmって、長いですよね。
でも、そこに「伝える楽しさ」「共有する喜び」が加わることで、ただ走るだけでは味わえない、“物語のあるマラソン”になるんです。
実際、僕の投稿を見て「マラソンって楽しそう」「次は応援しに行きたい」と言ってくれる人もいます。
あるいは「走るのが苦手だけど、楽しそうな姿を見て、自分もやってみたくなった」とフルマラソンに参加する人もいます。
それがうれしい。
タイムよりもうれしい。
走ることを通じて、何かを届けられている実感があるんです。
走ることも、仕事も、「楽しい」は伝染する
実はこの「SNSでマラソン実況」は、僕にとっては仕事にも通じています。
僕は江口組という土木会社の社長として、日々、現場や社員のこと、地域の出来事をSNSで発信しています。
そこで一番大切にしているのは、「言葉に想いをのせること」。
ただ事実を伝えるのではなく、“気持ち”を伝えることです。
マラソンでも同じ。
どれだけ速く走ったか、ではなく、どんな景色を見て、どんな気持ちで走ったかを発信することが、人の心を動かす。
そうやって伝わった“楽しい”や“感動”は、見てくれた人の行動や気持ちにきっとつながっていきます。
マラソンのゴールを越えるとき、僕の心の中には「達成感」と同時に、「見てくれた人の笑顔」が浮かびます。
それがあるから、また次も走ろうと思える。
また伝えようと思える。
だから僕はこれからも、記録ではなく記憶を残すマラソンランナーとして、スマホ片手に、笑顔で42.195kmを駆け抜けていきます!
マラソンは自分なりの楽しみ方で、自分なりのペースで、誰かとつながることができるスポーツです。
もし、マラソンに興味があるけど不安な方がいたら、ぜひ「記録より記憶」を目指してみてください。
僕の場合はSNSを活用して、誰かと共有することがきっと、走ることをもっと楽しく、豊かにしてくれました。
そして何より、自分自身が一番ワクワクしながら走れること。
それがいちばん大切なんじゃないかなと思います。
今日もブログを読んでいただきありがとうございます!