信頼は最初の一言から始まる
「こんなに丁寧に話してくれると思わなかった」
工事の地元説明会を終えたあと、地元の方がかけてくださった言葉です。
この一言に、私たちは大きな学びを感じました。
道路や河川などの工事は、地域の安心・安全のために欠かせないものです。
けれども、工事が始まる前は「本当に大丈夫かな?」「生活に支障が出ないだろうか?」といった不安の声が多いのも現実です。
騒音、振動、通行止め…。日常の中に少しでも変化があると、人は不安を感じるものです。
だからこそ江口組は、工事前の説明会をとても大切にしています。
ただ手続きとして行うのではなく“人と人が信頼し合うための第一歩”として考えています。
不安を安心に変えるのは、「伝える力」
説明会では、できる限り専門用語を使わず、わかりやすく丁寧に話すことを心がけています。
図面を見せながら、「この道路を少し広げることで、通学時の安全が高まります」といった具体的な話をする。
あるいは「この工事は〇月までに終わる予定ですが、騒音が出る作業は〇時までで終えます」といった生活に直結する情報をきちんと伝える。
そんなふうに“相手の立場で話すこと”を何より大切にしています。
説明する側にとっては日常の仕事でも、聞く側にとっては非日常。
工事という言葉だけで不安になる方も多い。
だからこそ「ちゃんと伝える」「ちゃんと向き合う」ことが、信頼への第一歩になるのです。
説明会を重ねるうちに、「工事が始まったら頑張ってね」「暑い中ご苦労さま」と声をかけてくださる方が増えていきます。
そのたびに、“伝えることは、相手の心を動かす力がある”と感じます。
工事は人の暮らしの近くで行われる仕事です。
技術だけでなく、「どうすれば安心してもらえるか」「どうすれば信頼してもらえるか」を考えることも、技術者の大切な役割だと思います。
信頼をつくるのは、技術よりも“対話”
江口組のモットーは、「信頼は、対話から生まれる」ということ。
どんなに最新の機械や優れた技術を持っていても、
地域の人に信頼されなければ、良い工事とは言えません。
私たちはいつも考えています。
「相手が何を知りたいのか」「どんなことに不安を感じているのか」
それを理解するためには、こちらから歩み寄る姿勢が欠かせません。
あるとき、工事説明会のあとにある高齢の方がこう言いました。
「工事は怖いと思ってたけど、話を聞いたら安心したわ。」
その言葉が何よりの励みになります。
工事は“形”をつくる仕事ですが、信頼は“心”をつくる仕事です。
地域の方々が安心して見守ってくださる現場は、必ず良い工事になります。
それは、職人たちが誇りを持って作業に臨めるからです。
対話から生まれた信頼が、現場の力を引き出すのです。
江口組はこれからも、
「地域の方々に安心してもらえる工事」
「説明から始まる信頼づくり」
を何より大切にしていきます。
工事は“つくる”だけじゃない。
人と人の心をつなぐ“対話の現場”でもある。
そう信じて、これからも一つひとつの現場に向き合っていきます。
今日もブログを読んでいただきありがとうございます!
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