この笑顔が見たかった
「うわー!ショベルカー動いたー!」
秋晴れの下に響いた子どもたちの歓声。
江口組主催の「こども現場見学会」を開催し、親子20人ほどの皆さんに参加していただきました。
このイベントは、地域の子どもたちに“土木の世界を体験してもらう”ことを目的にしています。
普段は立ち入ることができない工事現場。
その中で、測量や重機操作など、現場で働く人たちの仕事を実際に体感してもらうことで、
「土木って何をしているの?」という疑問をワクワクに変える時間をつくりたいと思いました。
最初のプログラムは工事現場へ向かうバスの中で「土木クイズ」
「橋ってどうやってできているの?」「川の工事ってどんなことをしているの?」
みんな元気いっぱいに手を挙げ、目を輝かせながら答えてくれました。
現場に到着し、続いては測量器を使った“宝探しゲーム”
子どもたちは現場監督のように真剣な眼差しで、数字を読み取りながら目標地点を探していました。
そして一番盛り上がったのは、やっぱり重機体験。
ショベルカーのレバーを握る小さな手。
緊張と興奮の入り混じった表情が忘れられません。
あの瞬間こそ、この見学会を開いてよかったと思えるひとときでした。
現場で感じる「土木の大切さ」
今回訪れたのは、梯川と手取川の洪水対策現場。
普段は何気なく見ている川も、実は地域の安心・安全を守るために、たくさんの人たちが日々働いています。
「この川があふれないように、江口組のみんなが頑張ってるんだよ」
そう伝えると、子どもたちは真剣にうなずき、
「すごいね」「人の命を守る仕事なんだね」と感想を話してくれました。
中には「大工になりたい!」「インテリアコーディネーターもいいな!」
そんな声も聞かれました。
たとえ土木の仕事でなくても、建設業に興味を持ってくれたことが何より嬉しい。
未来のどこかで、「あの時の体験がきっかけで今の仕事を選びました」
そう言ってもらえたら、これほど嬉しいことはありません。
“建設業”という大きな輪の中で、子どもたちが自分の夢を見つける。
そのきっかけをつくることが、江口組の役目だと思っています。
和の力でつくる未来へ
今回の見学会を通して、もうひとつ強く感じたことがあります。
それは、江口組のスタッフ一人ひとりの成長と頼もしさです。
子どもたちに優しく声をかけ、危険がないように細心の注意を払いながらも、
「ここが現場の魅力だよ」「これが測量器だよ」と笑顔で説明する姿。
本当に頼もしかった。
なかなかやるな、みんな!と感心し、社長として誇らしい気持ちになりました。
イベントを通して感じたのは、“人の力”の大きさ。
安全を守るのも、笑顔をつくるのも、すべては人の力で成り立っているということ。
江口組が大切にしている「和の力」──
その言葉の意味を改めて実感した1日でした。
こどもたちの笑顔。
社員たちのチームワーク。
地域に寄り添う土木の力。
すべてがひとつにつながったこの日の風景は、きっと忘れません。
未来のどこかで、あの日のキラキラした目をした子が
現場でヘルメットをかぶって働いていたら──
それが、最高のご褒美です。
今日おブログを読んでいただきありがとうございました!
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