生まれ育った街への恩返し
僕が生まれ育った小松市は、豊かな自然と伝統が織りなす、温かい人情のある街です。
幼い頃から祭りの活気や地域の人々との絆に支えられ、いつかこの街に恩返しをしたいと願い続けてきました。
今、土木の仕事を通じて「小松市を元気にする」という想いを形にできることは、私にとって大きな喜びであり、使命でもあります。
土木というのは、道路や橋を築くだけでなく、人々の安心・安全な暮らしを支える仕事です。
同じ図面を元に工事をしても、社員一人ひとりの想いや姿勢が仕上がりを大きく左右する。そう考えながら、日々の業務に取り組んでいます。
復旧から創造へ、社員が育む地域の力
昨年から今年にかけて、私たちは地元・小松市のさまざまな復旧工事に携わりながら、能登半島地震の復旧作業にも積極的に参加してまいりました。
電気や水道がままならない過酷な現場であっても、「能登のために頑張りたい」「困っている人を何とか助けたい」という社員の熱意は衰えることがありませんでした。
その姿を間近で見ていた僕自身、江口組の社長として胸が熱くなる思いでした。
そして、そこで得られた経験や知見は、小松市のさらなる発展に必ず活かせるはずだと確信しています。
しかし、街を元気にするためには、ただ復旧や維持管理を続けるだけでは十分ではありません。
これから先の未来を見据え、どう街を発展させていくのか?
そこにこそ建設業の本質的な価値があると感じています。
江口組では、工事の品質を高めるのはもちろんのこと、社員同士のチームワークを強化し、「和の力」を掲げる組織づくりに力を注いでいます。
役職や担当業務の範囲を明確にすることで、一人ひとりが責任と誇りを持ち、連携して成果を上げられるような職場環境を目指しているのです。
そうした社内の成長が、より良い建設物やサービスの提供へとつながり、結果的に地域の皆さまの笑顔を増やすことにつながります。
また、本社の目の前には小学校があります。
未来を担う子どもたちに、建設業の魅力や働く意義を伝えることも私たちの大切な役目だと考えています。
彼らが大人になったとき、「この街のために何かをしたい」と思うきっかけになれれば、これほど嬉しいことはありません。
地域行事への参加や清掃活動への協力、職場見学の受け入れなどを通じて、地元の皆さんとの絆を深めつつ、「この街を一緒につくっていく」という気持ちを育てていきたいと思っています。
共に築く小松市の未来
最終的に、私たち江口組が目指すのは「地域から信頼される存在」であり続けることです。
「安心・安全な街づくり」に貢献しながら、「江口組がいてくれてよかった」と心から思っていただける会社を目指しています。
そのためには、社員が自分たちの仕事にやりがいと責任を感じ、誇りをもって働ける環境づくりが何よりも大切です。
そして、それぞれが磨いた技術や想いを結集し、地域の皆さまと一緒に未来を切り開いていく。
その先に、これまで以上に元気で活気ある小松市が広がると信じています。
これからも、地元の声をしっかりと受け止め、能登半島地震の復旧のような困難な場面でも全力を尽くし、社員と共に挑戦を続けてまいります。
そして、子どもたちをはじめとする地域の皆さんが「ここに住んでいてよかった」と感じられる、誇りに満ちた街を築いていけるよう精一杯がんばっていきます。
今後とも江口組をよろしくお願いいたします!
今日もブログを読んでいただきありがとうございます!