憧れの「国会カレー」への道

国会議事堂と聞くと、多くの方が「政治の中枢」「堅い場所」というイメージを持たれるかもしれません。

しかし、この場所には実はもうひとつの顔があります。それが、意外にも多くの人に愛され続けている名物「国会カレー」です。

私自身、普段から“カレー王子”などと呼ばれながら、色々な地域のカレーを食べ歩くのを楽しみにしています。

そんなカレー好きとして、以前からどうしても味わってみたいと思っていたのが、この国会議事堂のカツカレー。

国会議事堂には衆議院と参議院それぞれに食堂があり、名物となっているカレーの味が違うというのです。

「同じ国会なのに、カレーが違うってどういうことだろう?」
興味が湧かないわけがありません。

そんな長年の小さな夢を胸に、先月ついに両方の食堂へ足を運ぶ機会に恵まれました。

国の方針が議論される神聖な場所でカレーを食べるというのは、なんだか不思議で、そして少しだけロマンを感じる体験でした。

さあ、国会のカレーはどんな味なのか。

ワクワクを胸に、いよいよ実食です。

衆議院と参議院、2つの名物カレーを食べ比べ

まずは衆議院議員会館の食堂。
食堂の雰囲気は落ち着いており、議員の方や関係者が静かに食事をとっている姿が印象的。

そんな中、名物の「衆議院カツカレー」が姿を現しました。

衆議院カレーは、どちらかというとサラッとしたルー。
スパイスがしっかり立っていて、キレのある味わいです。

カツも薄すぎず厚すぎず、程よい食べ応え。
「なるほど、これが衆議院の味か…」と、一口目で納得しました。

また別の日に伺った参議院議員会館の食堂。

衆議院の食堂も参議院の食堂も雰囲気は同じように感じますが、参議院カレーはトロッと粘度のあるルーが特徴です。

衆議院カレーが鋭いスパイスだとすれば、参議院カレーは包み込むようなコク。

まったりとした口当たりで、カツとの一体感も抜群です。

率直に言うと、
カレー王子的には参議院カレーが好み!!!

トロミのあるカレーが好きな私にとっては、参議院カレーの優しい深みがたまりませんでした。

しかし、どちらが良いというよりも、
衆議院と参議院でこれだけ味わいが違うというのが面白い。

同じ「国会カレー」という括りでありながら、それぞれの個性を感じられるところに、この食べ比べの醍醐味があります。

味の違いから気づいた、“らしさ”の価値

今回、国会カレーを食べ比べて感じたことがあります。

それは、「同じ目的でも、形は違っていい」ということ。

国会議事堂は、衆議院と参議院という2つの場所で構成されています。

目的は同じ、国の未来をより良くすること。

しかし、そのアプローチや役割には違いがあり、それぞれの“らしさ”が存在します。

そしてカレーにも、まさにその違いが表れていたのです。

・鋭くキレのある衆議院カレー
・深みとトロミの参議院カレー

どちらも「美味しい」。
でも方向性はまったく違う。
だからこそ比較すると面白い。

これは、私たち江口組の働き方にも通じるものがあると感じました。

同じゴールに向かっていても、メンバー一人ひとりに個性があります。

現場管理でも、広報でも、営業でも、それぞれの得意なやり方があって良い。“らしさ”がチームの力になるのです。

カレーの味比べをしながら、そんなことをふと思いました。

今回の国会カレー食べ比べは、ただのグルメ体験ではなく、
「違いの価値」「個性の面白さ」を改めて感じる時間にもなりました。

これからもまた、どこかのカレーに出会いに行こうと思います。
カレー王子の旅は続きます

また次の報告をお楽しみに!

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