「小さなところにこそ、大きな価値が宿る」

「神は細部に宿る」という言葉があります。

これは、一見すると誰も気づかないような些細な部分にこそ、本質や価値が詰まっているという考え方です。

先日、絵画や陶芸などの芸術作品の価値について話を聴く機会がありました。

同じ紙や絵の具、土を使っていても、その作品ごとに大きな価格差や評価の違いが生まれるのはなぜか???

その答えのひとつは「見えないところに時間と労力をかけているから」でした。

芸術家は材料こそ同じでも、下絵の段階から何度も構図を練り直し、釉薬(ゆうやく)の配合を試行錯誤し、長年培った技術や独自の視点を注ぎ込むことで“素材以上の価値”を作品に付与しているのです。

「芸術と土木に共通する“細部へのこだわり”」

実は、この考え方は江口組が手がける土木工事にもそのまま当てはまるなと思いました。

道路や橋梁、河川整備といった大きな構造物を造る仕事は、一見すればダイナミックでスケールの大きい作業のように見えます。

しかし、その根底には、基礎の締固めや配筋の確認、コンクリートの養生時間や品質検査など、目立たない地道な工程がいくつも存在します。

たとえば道路ひとつにしても、排水計画や地盤の特性を細かく把握し、それに合わせて設計・施工を行わなければ、いずれ亀裂や沈下といった問題が生じることもあります。

こうした細かい部分に対して「これぐらいでいいだろう」という妥協を許さず、見えないところにも最大限の注意を注ぐことこそが、安全で耐久性の高いインフラを支える要となるのです。

この“細部へのこだわり”を徹底する姿勢は、芸術作品と同じく最終的な“価値”に大きく影響します。

表面からはわかりにくいかもしれませんが、そこに手間と労力を惜しまないことで、結果として地域の皆様からの信頼と「江口組に任せれば安心だ」というブランドが生まれるのだと、考えています。

「細部を磨いてこそ未来を築ける」

土木は社会や暮らしを支える“縁の下の力持ち”のような存在です。

いわば、芸術作品が人々の心を豊かにするように、私たちが手がける仕事は地域を豊かにします。

大規模なプロジェクトを完遂するには、多くの人員や重機を動員する必要がありますが、その成功を左右するのは往々にして、見えない場所で行われている小さな作業の積み重ねです。

「神は細部に宿る」という言葉を胸に、江口組はこれからも細部にこそ時間と労力をかけ、品質と安全を追求する姿勢を貫きたいと思います。

『大きなものづくりほど、その裏側の丁寧さや熱意が最終的な完成度に結実する』

この信念を共有しながら、未来を築く仕事に誇りを持って臨んでまいります。

今後も、地域に根ざし、皆さまに安心して暮らしていただく基盤づくりに全力を尽くす所存です。

そして、細部へのこだわりこそが私たちの仕事の真髄であり、江口組の揺るぎない価値であると確信しています。

 

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