冬の青空と、少しの安堵
冬の北陸では珍しく、今日は気持ちのいい青空が広がっています。
この時期に見る青空は、それだけで少し得をした気分になります。
現場も街も、どこか空気がやわらぎ、心に余裕が生まれる感じがします。
ただ、その一方で「週末は寒波がやってくるでしょう」
という天気予報が心配です。
北陸に住み、建設の仕事をしていると、この言葉には自然と身構えてしまいます。
どれくらい降るのか。
夜中か、朝か。
除雪で済むのか、それとも排雪まで必要になるのか。
今日はいい天気。
だからこそ、あらためて「雪との付き合い方」を考えてみます。
除雪と排雪は、まったく別の仕事
雪の話になると、多くの方は「除雪」という言葉でひとまとめにします。
けれど、現場に立つ人間から見ると、除雪と排雪はまったく別の仕事です。
除雪とは、雪をどかして「通れる状態」に戻すこと。
道路や歩道、敷地を一時的に機能回復させる、いわば応急対応です。
スピードと判断が求められ、今を守る仕事でもあります。
一方、排雪は、溜まった雪をダンプなどで運び出す仕事。
横に寄せるだけでは限界がきたとき、街の外へ雪を出す必要があります。
こちらは計画性と段取りが重要で、この先の暮らしを守る仕事です。
先日の寒波では、金沢市では排雪場所を設置するほど雪が積もりました。
そして今回、小松市でも排雪場所が設置されました。
・こまつドーム 第3駐車場
・末広野球場 駐車場
さらに、もう一か所については現在開設準備中とのことです。
これまで「小松市はまだ除雪で対応できている」という状況でしたが、
市街地の場所によっては、排雪が必要な段階に入ってきたということです。
同じ市内でも、
道路幅、交通量、建物の密集度によって状況は大きく違います。
除雪だけで回る場所もあれば、
排雪をしないと次の雪で一気に詰んでしまう場所もある。
この判断は、とても繊細で、そして重要です。
本音は「程々の雪でお願いします」
排雪が必要なほど雪が積もると、本当に大変です。
人も機械も長期戦になり、現場の疲労は確実に蓄積します。
生活への影響も大きくなり、街全体が息苦しくなる。
だからこそ、正直な本音はこれです。
「ほどほどの雪でお願いします」
これは弱音でも、わがままでもありません。
雪と向き合ってきた現場の人間だからこそ出てくる、切実な願いです。
自然はコントロールできません。
でも、備えることはできます。
判断を誤らないこと、無理をしないこと、声を掛け合うこと。
それだけで、被害は確実に小さくなります。
今日のような冬の青空は、
「今のうちに整えておきなさい」という合図なのかもしれません。
寒波が来ても、
大きなトラブルなく、静かに乗り越えられることを願いながら。
今年の冬も、雪とはほどよい距離感で付き合っていきたいと思います。
今日もブログを読んでいただきありがとうございます!