なぜ私は「笑顔」にこだわるのか
「笑顔」は、人を元気にします。
これは、特別な理屈がなくても、誰もが感じたことのある感覚ではないでしょうか。
朝、誰かの笑顔を見るだけで気持ちが明るくなったり、疲れているときに「ありがとう」と笑顔で言われて、もうひと踏ん張りできたり。
人の心を動かす力が、笑顔には確かにあります。
私は江口組の社長として、これまで多くの現場に立ち会い、多くの社員やお客様と関わってきました。
その中で、いつも原点に立ち返るのがこの想いです。
仕事の中で、誰かの笑顔を生み出せているだろうか。
工事は数字や工程だけで評価されがちですが、私にとって本当に嬉しい瞬間は、完成検査の合格でも、工期短縮でもありません。
それは、現場の最後に見える「笑顔」です。
現場で生まれる笑顔が教えてくれたこと
土木の仕事は、決して楽な仕事ではありません。
夏は暑く、冬は寒い。天候にも左右され、思い通りに進まないこともあります。
それでも、工事が終わったとき、地域の方から
「きれいになったね」
「安心して通れるようになったよ」
「江口組さん、ありがとう」
そう声をかけていただき、笑顔を向けられた瞬間、すべてが報われた気持ちになります。
その笑顔は、お客様だけのものではありません。
現場で汗を流してきた社員同士が、完成を見ながら自然と笑い合う姿。
苦労を共有してきたからこそ生まれる、あの笑顔こそが、チームの誇りだと思っています。
江口組の仕事は、構造物をつくることが目的ではありません。
道路や橋、その先にある人の暮らしを守り、支え、そして安心して笑顔で過ごせる日常をつくること。
だからこそ、私たちは「和の力」を大切にし、仲間と力を合わせて仕事に向き合ってきました。
笑顔が生まれる現場には、必ず良い仕事があります。
それは、手を抜かず、相手の立場を考え、誠実に向き合った結果なのだと思います。
これからも、笑顔が生まれる仕事を
これからの時代、建設業を取り巻く環境はますます変化していきます。
人手不足、技術革新、社会の価値観の変化。
簡単な道のりではありません。
それでも、江口組が変わらず大切にしたいのは、笑顔を生み出す仕事です。
仲間が笑顔で働ける環境をつくること。
お客様が安心して「任せてよかった」と思える仕事をすること。
地域の皆さんが、安全で快適に暮らせる未来をつくること。
その一つひとつの積み重ねが、江口組のやりがいであり、存在意義だと信じています。
「笑顔」は、目に見えない成果かもしれません。
しかし、人の心に残り、次の信頼へとつながっていく、何よりも価値のある成果です。
これからも江口組は、仕事の先にある笑顔を思い描きながら、仲間とともに歩み続けていきます。
今日もブログを読んでいただきありがとうございます！
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