読書感想文が苦手で仕方なかった子ども時代
子どもたちは夏休みが始まりましたね!
夏休みといえば、子どもたちにとっては楽しみな時間。
でも、昔の僕にとっては“憂鬱なもの”がひとつありました。
それが、読書感想文。
毎年のように出されるこの宿題が、もう苦手で苦手で…。
本を読むのも辛いのに、読んだ後に感想を書くなんて、まるで二重苦。
「本って、読んでどうなるの?」「正直、何も思わないんだけど・・・」
そう思っていた子どもでした。
そんな僕は、どうにかしてこの宿題から逃れられないか、頭をひねるタイプ(笑)。
高校生になったら、後輩に頼んで書いてもらったことすらありました。
もちろん、当時はそれを“ズル”とは思わず、「頭を使った成果だ」くらいに思っていたんですが・・・。
でも、そんな僕が今は「読書って面白いな」と思える大人になっているんです。
自分でもちょっと不思議です。
漫画だけが楽しみだったあの頃から、本を楽しめる今へ
子どもの頃の僕にとって、活字はつまらないものでした。
それよりも夢中になっていたのは、漫画。
キン肉マン、ドラゴンボール、キャプテン翼、スラムダンク・・・
ページをめくるたびにワクワクする展開、キャラのセリフ、画面から伝わってくる熱量。
あれこそ「読む楽しさ」だと信じていました。
でも、ある日、漫画をきっかけに「小説も読んでみようかな」と思うようになったんです。
最初に読んだのは、確か映画化された作品の原作。
「あのシーンって、原作ではどう描かれてたんだろう?」
そんな興味から手に取った一冊が、驚くほど面白かった。
映像では一瞬で終わってしまう心の動きが、小説ではじっくりと描かれている。
そして、読んでいる自分の中にも感情が湧きあがってくる。
それが、「読書ってこんなに面白かったのか!」という最初の気づきでした。
そこから少しずつ、小説を読むようになり、今ではビジネス書、エッセイ、ノンフィクションまで読むようになりました。
つまり、読書が“苦行”から“習慣”に変わったんです。
読書嫌いだったからこそ伝えたい、“変わる”という希望
読書って、無理に好きになるものではないと思っています。
でも、「今は苦手でも、いつか好きになる日がくるかもしれない」。
それは、僕のような“読書感想文嫌い少年”でも実感できたこと。
だから、もし今この夏休みに「本なんて読みたくない」と思っている子がいたら、「それでもいいよ」と伝えたい。
漫画が好きなら、漫画でいい。
映像作品がきっかけでもいい。
本と出会うタイミングは人それぞれだし、「読書=勉強」じゃなく、「読書=楽しみ」であっていい。
読書感想文があるかどうかは分かりませんが、子どもたちには、自分の“好き”をきっかけに、いつか「本の世界って面白いな」と思える日が来たらいいなと思います。
そして大人の僕たちは、「読むことの楽しさ」を押しつけずに、楽しんでいる背中を見せることができたら、それだけで十分じゃないでしょうか。
かつて読書感想文を後輩に書かせていた僕が、いまでは本を通じていろんな価値観に出会い、新しい気づきを得て、心を整える時間を持てるようになりました。
人生、何がきっかけで変わるかはわかりません。
そして、苦手なことも、いつか好きになる日がくるかもしれない。
読書感想文が嫌いだったあの頃の自分に言いたいです。
「大丈夫、将来はめちゃくちゃ本読むようになるぞ」って(笑)
今日もブログを読んでいただきありがとうございます!
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