子ども時代の思い出には、いつも梯川があった

私の地元、小松市の真ん中を流れる川、梯川(かけはしがわ)。

この川は、私にとって“ふるさとの風景”そのものです。

子どものころ、よく堤防沿いに昆虫を捕まえに出かけたことを思い出します。

夏の日差しの下、網を片手に走り回ったあの感覚は、今でも鮮明に覚えています。

中学生・高校生になると、部活動のランニングコースとしてもおなじみでした。

堤防を友達と並んで走りながら、夕焼けの空に疲れも忘れて笑いあった日々。

そして高校時代には、毎年恒例のボート大会。

学校行事の一つとして、クラスで力を合わせて川に漕ぎ出すあの時間は、青春そのものでした。

私にとって梯川は、ただの「地理的な川」ではなく、遊び、努力、仲間との絆、そして思い出の詰まった場所でした。

だからこそ、この川が今も地域の中にあり続けていることが、何よりもうれしいのです。

安全に守ること、そして親しみを残すこと

近年、集中豪雨や台風などによる水害が全国各地で発生しています。

梯川も、過去に増水や氾濫の危機に直面したことがあり、何年もかけて堤防の強化や護岸整備が進められています。

もちろん、地域の安心・安全を守るための土木工事は不可欠です。

そして、私たち江口組もその一翼を担わせていただいています。

しかし私は、こうした“守る”ための整備だけでなく、「親しめる川」「地域とともにある川」という価値も大切にしたいと感じています。

たとえば、堤防にベンチが設けられていたり、親子で散歩ができる遊歩道が整備されていたり、あるいは水辺で子どもたちが遊べる浅瀬が設けられていたり。

川が、ただの「流れる場所」ではなく、暮らしのそばにある“交流の場”になってほしい。

それが、地域の人に長く愛されるふるさとの川のあり方だと思うのです。

梯川のこれからに、江口組ができること

江口組は、創業以来この小松の地に根ざして仕事をしてきました。

そして今、私たちが担うのは、地域の未来にふさわしい“空間”をつくっていくことだと考えています。

梯川の整備に関わるということは、単にコンクリートを打つ仕事ではありません。

この川に流れている「地域の思い出」や「人々の暮らし」を大切にしながら、安全性と親しみやすさを両立させる空間づくりを目指すことです。

自分が遊んだ場所で、今度は子どもたちが走り回る。
自分が走った堤防で、今度は家族と並んで散歩する。
そうやって、この川が世代を超えて受け継がれていく姿を、私は見てみたいのです。

そしてそのために、私たち江口組は、梯川の保全と環境づくりに、これからも全力で貢献していきます。

この川とともに育った者として、この川とともにこれからも歩んでいけることを、心から誇りに思っています。

 

今日もブログを読んでいただきありがとうございます

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