おばあちゃんの「ありがとう」
ある日のことです。
江口組の社員が現場で作業をしていると、近所に住むおばあちゃんが声をかけてくださいました。
「毎日ご苦労さま。ここ、前より歩きやすくなったわぁ」
その一言が、どれほど心に沁みたことだったかと思います。
現場での作業は、泥だらけになりながら、時には厳しい暑さや寒さと戦いながら続けていきます。
無言で一つひとつ積み上げていく作業の中で、こうして地域の方から直接いただく言葉は、私たちにとって何よりの励みになります。
土木の仕事は、“ありがとう”を直接もらえる仕事です。
この瞬間に、「やっていてよかった」「この道を選んでよかった」と強く感じるのです。
土木が生み出す価値
土木の仕事は、一見すると無機質で無言の存在のように見えるかもしれません。
道路や橋、河川や下水道…。それらは当たり前に存在していて、普段はあまり意識されることはありません。
しかし、それが壊れたり、不便さが増したりすると、生活に大きな支障が出ます。
だからこそ、私たちの使命は「当たり前を守ること」。安全で便利な生活を裏側で支えることにあります。
そして、工事が終わったあと、地域の人々から「歩きやすくなった」「安心して通れるようになった」という声をいただくと、それまでの苦労がすべて報われる気がします。
目に見える構造物以上に、地域の方々の安心や笑顔を生み出せるのが土木の大きな価値です。
また、こうした声は、社員一人ひとりの誇りにもなります。
単なる作業ではなく、「人の役に立つ」仕事をしているのだと実感できるからです。
“ありがとう”が未来をつくる
「ありがとう」の一言には、人を元気にする不思議な力があります。
それは現場の技術者にとって大きなモチベーションであり、次の挑戦へのエネルギーになります。
私たち江口組が大切にしているのは、この“ありがとう”を循環させていくことです。
現場でいただいた感謝の気持ちを、さらに次の現場で、そして次の世代につないでいく。
そうすることで、地域全体に「土木の価値」が広がっていくと信じています。
土木は未来のための仕事であると同時に、今を支える仕事でもあります。
そして何より、「ありがとう」を直接いただける仕事です。
これからも、地域のおばあちゃんやおじいちゃん、子どもたち、そしてそこに暮らすすべての人たちから「やってくれてよかった」と思ってもらえるように。
私たちは今日も現場に立ち続けます。
“ありがとう”の積み重ねが、未来をつくる力になると信じて!!
今日もブログを読んでいただき有難うございます!
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