数年前は、迎えられる側だった

先日の江口組の内定式。

来年4月から仲間になってくれる高校生2人を迎えました。

その内定式で、僕が嬉しかったことの一つがあります。

それは、内定者の後ろに座っていた若手社員たちの姿です。

江口組では毎年、入社3年目までの若手社員にも内定式に参加してもらっています。

式が始まる前。

緊張している内定者2人に、若手社員たちが一生懸命話しかけていました。

「緊張するよね」

そんな気持ちを分かっているかのように、自然に声をかける。

少しでもリラックスしてもらおうと、会話をつないでくれていました。

その様子を見ながら、

「この子たちも、数年前は同じように迎えられる側だったんやな」

と思いました。

それが今は、迎える側になっている。

なんだか嬉しくなりました。

教えることだけが、人を育てることじゃない

人を育てるというと、

仕事を教える。

技術を教える。

注意する。

そんなことを思い浮かべるかもしれません。

もちろん、それも大切です。

でも今回の若手社員たちを見ていて、

人を育てるって、それだけじゃないなと思いました。

緊張している人に声をかける。

困っている人の話を聞く。

自分が経験したことを伝える。

「自分もそうだったよ」

と安心させる。

これも立派な人材育成だと思います。

内定式が終わったあとには、

「先輩と話そう!」

という時間をつくりました。

入社までに何を準備したらいいのか。

実際の仕事はどんな感じなのか。

入社前には何が不安だったのか。

会社の人には聞きにくいようなことも、年の近い先輩になら聞きやすい。

式典中は緊張していた内定者も、だんだん表情が柔らかくなっていきました。

若手社員たちも、自分たちの経験を話してくれていました。

その姿を見て、

「若手が、次の若手を支えるようになってきた」

そんな変化を感じました。

自分がしてもらったことを、次の人へ

会社の成長って、売上や利益だけではないと思っています。

社員が育つ。

そして、その社員が今度は誰かを育てる側になる。

そこまでいったときに、会社は本当の意味で少し強くなったと言えるのかもしれません。

先輩から教えてもらったこと。

助けてもらったこと。

声をかけてもらって嬉しかったこと。

それを今度は、自分が後輩に返していく。

自分がしてもらったことを、次の人へつなぐ。

これが自然にできる会社って、いいなと思います。

もちろん、

「若手なんだから後輩を育てなさい」

と言って、できるものではありません。

自分自身が大切にしてもらった。

困ったときに助けてもらった。

相談に乗ってもらった。

そういう経験があるから、今度は自分もそうしてあげようと思える。

だから、人を育てる会社をつくるには、

まず、その人自身が大切にされていると感じられる会社であること。

そこが大事なんだと思います。

今回、若手社員たちが内定者に寄り添っている姿を見て、

江口組も少しずつ、そんな会社になってきているのかなと感じました。

まだまだです。

もっともっと、若手が成長できる環境をつくらないといけない。

先輩たちも、後輩を育てることを評価される会社にしていかないといけない。

でも、若手が若手を気にかけ、声をかけ、支えようとしている。

これは間違いなく嬉しい変化です。

人が育つ。

そして、育った人が次の人を育てる。

そんな循環ができたら、会社はもっと強くなる。

「教えてもらう側」から「支える側」へ。

若手社員たちの成長を感じた、嬉しい内定式になりました。

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