迷いは誰にでも訪れる
現場でうまくいかないとき、思ったように結果が出ないとき。
誰だって、「なんのために自分はこの仕事をしているんだろう?」と自問してしまう瞬間があります。
土木の現場は、自然が相手。
思い通りに進まない日もあれば、予期せぬトラブルが起きることもある。
自分の力不足を感じたり、責任の重さに押しつぶされそうになったりする場面もあるでしょう。
私自身、社長として歩んできた中で何度も壁にぶつかれてきました。
苦しいときこそ、「なぜこの仕事を選んだのか」「この会社をどこへ導きたいのか」と、原点が揺らぐことがあります。
でも、そんなとき必ず思い出すものがあります。
それが 江口組の理念 です。
理念が原点を照らしてくれる
理念というのは、普段は見えにくいものかもしれません。
忙しい日々の中で意識する場面が少ないこともあります。
しかし、迷ったときこそ理念は“力”となり、“灯り”になります。
江口組の理念は
「和の力で輝く心が、みんなの笑顔と有難うを創造する」。
この理念を読み返すたび、
「私たちの仕事は、誰かの笑顔と『ありがとう』につながっている」
そのことに立ち返ることができます。
たとえば、大雨で河川工事が遅れそうになったとき。
たとえば、厳しい炎天下での作業に心が折れそうなとき。
たとえば、上手くいかずに自分を責めてしまったとき。
そんな瞬間に理念を思い浮かべると、
「自分の力は誰かの役に立っている」
「この仕事には大きな意味がある」
そう思い直すことができるのです。
理念とは単なるスローガンではありません。
働く一人ひとりの心を支える“支柱”です。
そして理念は、私たち自身を責めるのではなく、
前を向く方向をそっと教えてくれる存在でもあります。
理念がある会社は、強い会社になる
理念があるから、私たちは原点に戻ることができます。
理念があるから、苦しいときも前に進む力が湧いてきます。
理念がある会社は、軸がぶれません。
逆に、理念がなければ、
状況に流され、評価に流され、周囲の声に惑わされ、
本当に大切なものを見失ってしまうかもしれません。
理念は、
“会社の北極星”です。
たとえ夜のように視界が暗くても、
その星が見えていれば、進むべき方向は失われない。
江口組が104年間続いてきた理由。
それは技術力だけでも、歴史だけでもありません。
「和の力」「輝く心」「笑顔と有難うの創造」という理念を大切にしてきたからこそ、
社員の背中を押し続ける“見えない力”となり、
時代が変わっても会社の軸を守ってくれたのだと思います。
現場で迷ったとき、人生で迷ったとき。
どうか理念を思い出してほしい。
理念は、私たちに「なぜ働くのか」「誰のために働くのか」を教えてくれます。
これからも江口組は、
理念を胸に、挑戦と成長を続けていきます。