カレンダーの最後の1枚が教えてくれること
2025年のカレンダーが、ついに残り1枚になりました。
毎年この時期になると、カレンダーをめくる手が少しだけ慎重になります。
「あぁ、今年もここまで来たか」としみじみ思うと同時に、
残りの日々をどう過ごすか――その重みを感じずにはいられません。
江口組の仕事納めは12月26日。
最終日は大掃除なので、実質的な仕事はあと10日ほど。
一年365日のうちの“最後の10日”。
だけど、私はいつも思うのです。
「この終盤の10日こそ、一年を締めくくる最も大切な時間や」と。
今年やり残したことはないか?
誰かにちゃんとありがとうを伝えただろうか?
仲間の努力を見落としていないだろうか?
慌ただしい年末の中で、
ふと足を止めてそんなことを考えると、
カレンダーの最後のページが、
まるで「心を整える時間ですよ」と語りかけてくるようです。
忘れ物を取りに行く時間、未来を準備する時間
年末というのは、単に“1年の終わり”ではありません。
私はそれ以上に、「未来の準備期間」だと思っています。
江口組では毎年、年の瀬が近づくと、
社員が目標を見直したり、現場の振り返りをしたり、
仲間同士が声をかけ合う姿をよく目にします。
「今年もあっという間やったな」
「ここ、もうひとつ改善したかったな」
「来年はもっとこうしたい」
そんな言葉が社内のあちこちで飛び交います。
この何気ない会話が、実はとても大切なんです。
人は振り返ることで前に進めます。
足跡を見つめ直すことで、次の一歩が力強くなります。
忘れ物はありませんか?
今年の自分に言い残したことはありませんか?
もし心の中に何かひっかかりがあるなら、
この10日で取りに行けばいい。
そして、来年の準備も同じです。
計画や目標を立てるのはもちろん、
気持ちの準備、環境の整理、
仲間との対話・・・全部が大切な「未来づくり」。
江口組では「笑顔感謝創造計画書」を毎年つくっていますが、
その一行一行に込める熱量は、
この年末の空気によって大きく左右されます。
「来年、江口組はどうありたいのか?」
「どんな笑顔をつくりたいのか?」
「どんな地域の未来を支えたいのか?」
その答えを見つけるのは、実はこの“残り10日”なんです。
最後の10日を、最高の10日にするために
さぁ、ここからが本番です。
2025年の仕事があと10日。
短いようで、実はとても長い。
大切に使えば、この10日で一年分の価値を生み出せることもあります。
大掃除だって、ただの掃除ではありません。
一年間お世話になった現場や事務所に
「ありがとう」を伝える時間です。
机を拭きながら、
ヘルメットを整えながら、
パソコンを閉じながら、
「今年も無事に働けたな」
「仲間に支えてもらったな」
「地域の人にありがとうと言ってもらえたな」
そう思えること自体が、
どれだけ幸せなことか。
そして何より、来年の準備をすると心が躍ります。
新しい挑戦、出会い、成長の予感。
「来年、どんな江口組になっているんやろう」
そう考えるだけで、私はワクワクします。
最後の10日をどう使うかで、
年末の自分の表情も、
新年のスタートの景色も変わります。
だからこそ、
大切にせなあかんな〜
そう心から思うのです。
今年の忘れ物、取りに行きましょう。
来年の準備、しっかり整えましょう。
2026年が、皆さんにとって、
江口組にとって、
そして地域にとって、
素晴らしい一年になるように!!