弱音を飲み込んで立つ場所

経営者という立場にいると、「誰にも弱音を吐けない」と感じる瞬間が必ずあります。

どれだけ大きな課題が立ちはだかっても、どれだけ不安な夜が続いても、社員の前では背筋を伸ばし、「大丈夫です」と言わなければならない場面がある。

本当は悩んでいる。
本当は不安でいっぱい。

それでも「社長」という肩書きは、時に自分の感情さえも押し殺して前に進むことを求めてくる。

誰も気づかないところで、たくさん迷い、時に深く落ち込み、心が折れそうになることだってある。

それでも会社は待ってくれない。

決断は先延ばしにできないし、誰かに代わってもらうこともできない。

社長というのは“強い人”ではなく、

弱さを抱えながら立ち続ける存在なのだと思う。

迷いと責任のあいだで揺れる心

経営者が悩むのは、正解が見えないからです。
数字、社員、未来、地域、お客様。

どれも大切で、どれも軽んじられない。

「この判断は本当に正しいだろうか?」
「社員を守れるだろうか?」
「未来の江口組にとって良い選択だろうか?」

悩みは尽きないし、考えるほどに不安も膨らむ。

けれど、それでも決断しなければいけない。

誰かの人生や生活に影響するからこそ、軽い気持ちで判断できることなんて一つもない。

だからこそ、経営者が背負うのは“責任の重さ”。

社員が前を向ける環境をつくること。
家族が「この会社でよかった」と思える場所を守ること。
地域に貢献し続ける存在であること。

大切なものが多ければ多いほど、悩みも、迷いも大きくなる。

でも、その迷いは弱さではなく、責任感の証だと思っている。

迷えるほど本気で向き合っているということだから。

逃げないと決めた覚悟が道をつくる

経営者は、強い人間ではありません。

むしろ、誰よりも弱く、誰よりも揺れやすく、誰よりも悩んでいるかもしれない。

でも、“決めるのが社長”。

これは逃げられない事実です。

誰も決めてくれない。

誰も責任を取ってくれない。

だからこそ、どれだけ迷っても、最後は前に進む選択をしなければならない。

私の中には、何度も立ち止まった自分がいます。

苦しくて動けなかった自分がいます。

でも、そのたびに思ったのは、
「逃げないと決めたなら、また一歩踏み出そう」ということ。

社長の強さとは、“弱さを隠すこと”ではなく、
弱いままでも前に進むという覚悟を持つこと。

社員がいる。
仲間がいる。
支えてくれる地域の方々がいる。

その存在があるから私は今日も決断し、歩き続けられています。

完璧じゃなくていい。
迷っていいし、悩んでいい。
でも、逃げない。
その覚悟だけは、どんなときも胸に刻み続けたい。

 

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