おばあちゃんの一言に込められたもの
工事が終わったある日のこと。
現場の近くに住むおばあちゃんが、現場の担当者に声をかけてくれました。
「工事の人ら、みんなええ顔しとったねぇ。」
その言葉を聞いた瞬間、心が温かくなりました。
長い工事期間を経て、ようやく終わった安堵と同時に、
この一言が、私たちがやってきたことのすべてを肯定してくれたように感じたのです。
土木の仕事は、形に残る仕事です。
道路、橋、護岸、河川…。
目に見える成果は確かに残ります。
でも、それ以上に大切なのは、“人の心にどう残るか”だと、私たちは考えています。
技術よりも、まず「人として」
工事現場で働く私たちは、重機やコンクリートを扱う“技術者”であると同時に、地域の一員です。
毎日顔を合わせる住民の方々にとっては、「あの工事の人たち」がまさに地域の代表になります。
だからこそ、江口組では「人柄を磨くこと」も技術と同じくらい大切にしています。
挨拶、笑顔、気配り・・・
それらは一見、小さなことかもしれません。
でも、工事という“人と人との距離が近い仕事”では、その積み重ねが信頼を生むのです。
たとえば、朝の「おはようございます!」の声。
通学途中の子どもたちに「気をつけてね!」と声をかける一言。
そんな日々のやり取りが、地域との関係を温かくしていきます。
工事が進むにつれて、「今日も頑張っとるね」「気をつけてな」と声をかけてもらえるようになる。
そして完成の頃には、「あの人ら、ほんまにええ人やった」と言ってもらえる。
それが、私たちの一番の喜びです。
人の心に残る“ええ顔”の工事を
「工事の人ら、みんなええ顔しとったねぇ。」
おばあちゃんの言葉には、“見た目”以上の意味がありました。
それはきっと、「真剣に、誠実に、まっすぐに仕事と向き合っていた」という姿が伝わったから。
現場は、時に厳しい環境です。
暑さ、寒さ、天候、納期――。
決して楽ではありません。
けれども、どんなときも「いい顔」でいられるのは、
仲間と支え合い、地域の人に喜んでもらうために頑張る“想い”があるからです。
江口組が目指しているのは、技術力で評価される会社ではなく、「人柄で信頼される会社」です。
最新の機械や技術を駆使しても、最終的にその工事を成り立たせるのは“人”
人の誠実さ、思いやり、謙虚さが、現場の空気を変え、信頼を生み出す。
構造物は何十年も残りますが、地域の人の記憶に残るのは“人の姿”です。
「丁寧に仕事してくれた」「感じのいい人たちやった」「安心して任せられた」
そんな声が次の現場への信頼につながります。
これからも江口組は、“ええ顔の現場”を増やしていきたい。
技術だけでなく、心でも信頼される。
そんな土木の形を、地域の皆さんと一緒に築いていきたいと思います。
今日もブログを読んでいただきありがとうございます!
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