SNSを始めたきっかけは「困りごと」からだった
江口組がSNSに取り組み始めたのは、「土木の仕事をもっと知ってもらいたい」という思いからでした。
道路や橋、河川の整備といった公共工事は、地域の安心・安全を守る大切な仕事。しかし、一般の人たちから見えにくく、「きつい・汚い・危険」というイメージだけが先行していました。
「このままでは若い人が土木を目指さなくなる」
そんな危機感から、まずは自分たちの仕事のリアルを、自分たちの言葉で伝えようと決めました。
SNSでの発信は、最初は手探りでした。どんな投稿をしたらいいのか、どの写真を載せれば伝わるのか。
現場の仲間たちの声を聞きながら、失敗を重ね、少しずつ形にしていきました。
やがて投稿を見た地域の方や高校生、さらには同業他社の方々から「こんな現場の裏側、初めて知った」「土木ってかっこいいですね!」という声が届くように。
それが、江口組にとってSNSの可能性を確信するきっかけになったのです。
発信を続けるうちに見えてきた“ご縁”の力
発信を続けるなかで気づいたのは、SNSは単なる“宣伝の場”ではなく、“信頼を育む場”だということでした。
現場で働く社員の姿、地域の人々との交流、そして日々の挑戦や感謝の気持ち。
そうした等身大の言葉を積み重ねることで、江口組の想いが少しずつ伝わり、共感が生まれていきました。
「投稿を見て会社説明会に来ました」
「地域を良くしたいという想いに共感しました」
そんな声を聞くたびに、SNSが“採用活動”や“企業ブランディング”に留まらず、“ご縁をつなぐ力”になっていることを実感しました。
その一方で、他の企業さんから「うちもSNSを始めたいけど、どうすればいいか分からない」「投稿しても反応がなくて続かない」という相談が増えていきました。
みんな同じように悩み、もがきながら、それでも「自分たちの良さを伝えたい」と願っている。
その気持ちを知っているからこそ、私たちの経験が誰かのヒントになるなら、ぜひ伝えたい。
そうして始まったのが、江口組のSNSセミナーです。
学びを分かち合う時代へ!SNSでつながる未来
江口組が開催するSNSセミナーは、専門的なノウハウを並べる場ではありません。
「どんな投稿が響くのか」ではなく、「なぜ伝えるのか」から一緒に考える時間です。
SNSはツールであり、使い方次第で信頼を育て、商売のご縁を広げる力になります。
たとえ土木会社でも、飲食店でも、農家でも、共通しているのは“人と人とのつながり”をどう大切にするか。そこにSNSの本質があります。
江口組が10年間続けてきた発信の根底には、「等身大で、誠実に伝える」という姿勢があります。
飾らない言葉や写真こそ、人の心を動かす。
それを多くの人と共有し、地域全体が発信力を持てば、きっとまちの未来はもっと明るくなるはずです。
次回のSNSセミナーは、10月28日(月)開催予定。
テーマは「SNSで広がる商売のご縁 信頼を育み、つながりを深めるSNSの第一歩」
SNSに悩むすべての人へ。
まずは一歩踏み出してみましょう。
小さな発信が、思いがけないご縁を生み出し、未来を動かす力になるかもしれません。