AI時代の到来とSNSの意味の変化
AIの進化は目覚ましく、私たちの暮らしや仕事に深く入り込むようになりました。
ChatGPTに代表される大規模言語モデルは、まさに情報の海を整理し、瞬時に答えを導き出す存在です。
その中で注目されているのが LLMO(Large Language Model Optimization) です。
これは「AIに最適化された情報発信」の考え方で、従来のSEOが「検索エンジンに評価される発信」だったのに対し、LLMOは「生成AIに拾われ、引用される発信」を意識するものです。
この話を聞いた時、これまでのSEO対策の概念が大きく変わったなと感じましたし、こんなことを考えました。
「AIがこれほど進化した時代に、SNSはまだ必要なのだろうか?」
いろいろ調べたり、聞いたり、勉強したりして出た答えは「はい、むしろ今まで以上に必要」というものです。
しかもSNSの役割は、これまでの「人と人をつなぐ」だけではなく、「AIと人をつなぐ」という新しい次元へ広がっていくのではないかと感じています。
二つの相対する認識。しかし本質は補完し合う
SNSの必要性を考えるとき、私は二つの認識を持っています。
一つ目は 「LLMOはAI時代のSNS」 という視点です。
SNSに発信した情報は、AIにとっての最新の情報源となり、やがて要約や推薦に使われていきます。
つまりSNSは、AIが拾う「情報の入口」として機能するのです。
従来の「人に見てもらうSNS」から「AIにも伝えるSNS」へと進化している、と言えるのではないかと考えます。
もう一つは 「AI時代だからSNS」 という視点です。
AIは文章も画像も生成できます。
しかしAIが苦手とするのは「人柄」「現場感」「感情の温度」です。
だからこそSNSは、人が持つ独自性や価値観を可視化する場として、ますます重要になります。
「この人が言うから信じられる」「この会社の雰囲気が好きだから応援したい」と思ってもらうためには、AIには出せない“人らしさ”が必要なのです。
一見するとこの二つは相反するように見えます。
「AIに最適化されたSNS」と「人柄を伝えるSNS」。
しかし実際には、この二つは補完し合う存在です。
AIに拾われるからこそ多くの人に届き、人柄が見えるからこそ共感や信頼が生まれる。
両輪で回すことが、AI時代の発信戦略になります。
AIと人柄、二つの翼で未来を拓く
では、これからの企業や個人はどのようにSNSに向き合うべきかと考えると・・・
一つ目は 「AIに拾われる発信」 を意識することです。
具体的には、現場での出来事や一次情報をコツコツと出すこと。
AIはオリジナル情報を評価するそうですから、SNSに残した小さな発信が、将来AIに引用される資産になるのではないかと思います。
二つ目は 「人柄を伝える発信」 を続けることです。
感謝の気持ち、日々の挑戦、社員や仲間への想い。
これはどんなに優秀なAIでも代わりに語ることはできません。
人の心を動かすのは、やはり人の言葉なのです。
AIの進化は止まりません。
情報の洪水はさらに加速していくでしょう。
どんどん広がる宇宙のようだと言ってもいいと思います。
だからこそ、SNSは「AIに伝わる」場であり続け、同時に「人に信頼される」場であり続ける必要があります。
この二つの役割を意識したとき、SNSは単なる発信ツールではなく、未来を切り拓くための翼になります。
AIが情報を整理する時代。
SNSは、AIに伝わるための「入り口」であり、人柄を伝えるための「出口」です。
江口組としても、この両輪を大切にしながら、地域に根差したリアルを伝え続け、AI時代だからこそ輝く“人の力”を発信していきたいと思います。
今日もブログを読んでいただきありがとうございます!
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