本を読むことの意味

「本は読まないより、読んだほうがよい」

これは、私が大人になってから特に実感する言葉です。

忙しい日々の中で、読書の時間をとるのは簡単ではありません。

私自身、社会人になってからしばらくは本を手に取る時間が減り、読むとしても仕事に直結する専門書や資料ばかりでした。

けれどある時、ふと気づきました。

本を読まない生活は、ある意味で“同じ景色”ばかりを見ている状態だということに。

現場や仕事仲間との会話から得られる学びは確かに大きい。

けれど、それだけでは自分の経験や価値観の枠を越えるのは難しい。

そこで改めて、読書の時間を意識して作るようになりました。

読書がもたらす広い世界

本を読むと、自分では経験できない世界に触れることができます。

たとえば、歴史書を開けば、何百年も前の人々の思いや選択を知ることができる。

小説を読めば、架空の人物の喜びや苦しみを自分のことのように感じられる。

ビジネス書や専門書からは、今の自分の仕事や生活に直結する知識やスキルを得られる。

読書は、疑似体験の宝庫です。

経験できることには限りがありますが、本を通じてなら、その限界を一気に広げられます。

そして何より、新しい価値観に出会うたびに、「自分って、こういう考え方もできるんだな」と自己理解が深まっていきます。

さらに、読書は創造力と共感力を養います。

創造力は、ゼロから何かを生み出す力だけでなく、「既存のものを組み合わせて新しい価値を作る力」でもあります。

共感力は、他者の立場や気持ちを想像し、寄り添える力。

どちらも、人間関係にも仕事にも欠かせない力です。

本が人生を豊かにする

読書を続けるうちに、少しずつですが、自分の中で変化を感じるようになりました。

たとえば、会話の引き出しが増え、相手の話をより深く理解できるようになったこと。

あるいは、現場で起きた課題に対して、以前なら思いつかなかった解決策を提案できるようになったこと。

これは単なる知識の増加ではなく、「視野の広がり」がもたらした変化です。

本を通じて、自分の枠を超える思考や価値観に触れると、日々の判断や行動が変わっていきます。

そしてその積み重ねが、人間としての成長につながっていきます。

読書は、時間を投資する価値のある習慣です。

数ページでも、短時間でもかまいません。

本を開くことで、自分の知らない世界が広がり、生活が豊かになっていく

それを実感できる日が、必ずやってきます。

だから私は、これからも本を読み続けます。

そして、社員にも、仲間にも、子どもたちにもこう伝えたい。

「本は、人生を広げる最高の道具だ」と。

 

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