こんなにも“想い”が詰まっていたなんて

NHKの「プロジェクトX」で東京スカイツリー建設のエピソードを観ました。

実は、これまでも何度かスカイツリーには訪れたことがあります。

そのたびに「高いなぁ」「すごい景色だな」とは感じていましたが、今回、建設に携わった人々の苦悩と努力、情熱を知って、涙が止まりませんでした。

超高層構造物を、厳しい環境の中でいかに安全に、いかに正確に、いかに美しく仕上げていくか。

それに関わった無数の人々の姿に、私は同じ建設業に身を置く者として、心を大きく揺さぶられました。

「このスカイツリーという塔は、“技術の結晶”であると同時に、“人の想い”の結晶でもあるんだ」

次にスカイツリーを訪れるときは、これまでとはまったく違う目線で、敬意をもって見上げたい。
そう、強く思いました。

自分も“誰かの景色”をつくっているということ

土木や建設の仕事は、「つくってしまえば見えなくなる仕事」が多い。

だからこそ、その裏にある想いや努力までは伝わりづらいという現実もあります。

でも、スカイツリーのエピソードを観て、改めて実感しました。

構造物の向こうには、必ず人の想いがあるということを。

鉄骨を組む人。資材を管理する人。計画を描く人。工程を整える人。

その一つひとつの仕事が、積み重なってあの高さ、あの美しさを支えている。

私は、江口組の仲間たちと日々、海岸や河川を整備し、道路やまちの基礎を築いています。

それらは決して“目立つ仕事”ではありません。

でも、それがあるからこそ、安心して暮らせる人がいる。

雨の日に浸水しない、橋が崩れない、道路が安全である。

それこそが、“人の見えない安心をつくる”という、建設業の本当の価値なのだと思っています。

仲間と登れなかったスカイツリー、でも想いはつながっている

実はこの前、社員旅行でみんなと一緒にスカイツリーに登る予定でした。

社員と一緒に、あの展望台から東京を見下ろしながら、仕事や人生を語るのを楽しみにしていました。

でも…当日、私は急きょ参加できず、不参加に。

本音を言えば、めちゃくちゃ悔しかったです。

仲間と一緒に登りたかった。あのスカイツリーを、想いを共有しながら見たかった。

でも、社員から「楽しかったです!」という声をもらって、逆にあたたかい気持ちになりました。

いつかまた行ってみたいなと思います!

スカイツリーは、ただ高い建物ではありません。

「人の想いと技術が積み重なって完成した、奇跡の建造物」だと、心から思います。

次にスカイツリーを訪れるとき、私はきっと、その鉄骨一本一本に込められた情熱を想像しながら、あの高さと景色を、また違った気持ちで味わうことでしょう。

そして、私たち江口組もまた、「誰かの暮らしを支える現場で、そんな“想いのこもった仕事”をしていきたい」と強く感じています。

プロジェクトXが教えてくれたのは、建設のすごさだけではなく、“建設に向き合う人間の美しさ”でした。

その姿に胸を打たれながら、私はこれからも、仲間とともに、“自分たちのスカイツリー”をつくる気持ちで、一つひとつの現場に向き合っていきたいと思います。

 

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