はじまりは、大正10年。
江口組が創業したのは、大正10年。
当時の小松のまちは、舗装も十分でなく、雨が降ればぬかるむ。そんな時代だったと思います。
けれど、だからこそ「まちをよくしたい」「暮らしをもっと安心にしたい」という想いが、創業者の心にあったのではないかと思うんです。
僕がその時代を知っているわけではありませんが、残された記録や、先代たちから聞いた言葉の中に、その情熱は確かに感じられます。
道をつくる。橋をかける。水を流す。
それは単なる工事ではなく、人の暮らしを支える“志事”でした。
変わり続ける中で、変わらなかったこと。
江口組は、今年で創業104年目を迎えました。
この間、時代は大きく変わりました。テクノロジーも進み、街の姿も大きく変わりました。
でも、僕たちの仕事の本質は、変わっていません。
どんなに時代が進んでも、土木という仕事は「人のため」「まちのため」にあります。
インフラは目立たない存在かもしれません。でも、災害が起きたとき、寒い日も暑い日も、現場の最前線で奮闘してくれているのが土木技術者たちです。
江口組はこれまで、小松の発展に寄り添いながら歩んできました。
そして今も、「街を支える」ことに誇りを持って取り組んでいます。
これからの100年に向けて。
100年を超えた今、僕たちはまた新たなスタートラインに立っている気がします。
次の時代に、何を残していくのか。
未来の子どもたちに、どんな小松のまちを渡していくのか。
創業者たちが、今の僕たちを見たらどう思うだろう?
そんなことを時々考えます。
だからこそ、僕たちはこれからも、変わらぬ志を胸に、まちをつくり続けていきます。
今日もブログを読んでいただきありがとうございます!