小松能美建設業協会青年部が小松工業高校へ行き恒例事業「建設業の体験会」をやってきました。
春に小松工業高校に入学したばかりの1年生。
まだまだ建設業のことが分からない生徒たちに水理実験、ドローン、VR体験など、様々なプログラムで半日建設業の魅力を伝えてきました!
若者に土木の魅力を伝えるブログ
さて、この小松工業高校の1年生たちですが、定員割れしているんです。
本当は40人なのに、今の1年生は35人。
そして2年生はなんと26名と2年連続定員割れしている小松工業高校建設科です。
これは建設業を志す若者が減ってきているんだなと、我々としては危惧するところです。
経営者として、またこの仕事をしている者として将来を見ると危機感しか覚えません。
今日のブログは若者に土木の魅力を伝えるブログを書きたいと思います。
私は石川県小松市で江口組という土木の仕事をしている会社の社長です。
江口組は日々、社会基盤の開発と維持、そして災害から街と人々を守るために土木の仕事をしています。
最近の僕の悩みでもあり、業界の悩みでもあることがあります。
それは現在の若者たちにとって、土木の仕事は一見地味で、あまり注目されていない職業だと捉えられがちです。
しかし、実際のところはどうなんでしょうか?
今日は、このブログを通して皆さんに土木の仕事の魅力を紐解いて伝えたいと思います。
まず、土木の仕事とは何か、一緒に考えてみましょう。
土木の仕事とは?
土木と言うと、たくさんの道路や橋、トンネルなどを思い浮かべる方も多いかもしれません。
それは、その通りです。
土木の仕事はインフラと言われるものを造る仕事です。
しかし、それだけではありません。土木の仕事は「生活環境を整備し、人々の生活を支え、守る仕事」なのです。
私たちは、人々が安全で快適な生活を送れるよう、設計し、工事をし、メンテナンスをしています。
そして、自然災害から街と人々を守るための災害に強い街づくりにも携わっています。
皆さんが今、安心して生活できるのは、私たち土木が設計・建設・維持したインフラストラクチャーがあるからです。
清潔な水が手に入るのも、電力が供給されているのも、快適な道路で移動できるのも、すべては土木の力の成果です。
これらは日々の生活にとって当たり前のような存在ですが、それを支えるのは土木で働く人々の見えない努力と汗と知恵の結晶なんです。
大きなプロジェクトでは、計画から設計、そして建設まで、多くの創造性と知識が必要とされます。
それはまさにアートと言ってもいいものもあります。
北陸新幹線の高架橋などはまさしくコンクリート構造物のアートだと思います。
そう考えると、土木で働く人たちは未来を形作るアーティストとも言えるんじゃないかと思います。
さらに、地球温暖化や人口増加など、地球規模の問題に対しても土木の力が発揮されています。
防災という観点からも、私たちの仕事は非常に重要です。
地震や洪水、台風などの自然災害から人々の生活を守るため、先進的な防災インフラを設計し建設します。
そうした課題解決に向けた戦略的な思考は、社会全体のためになるばかりでなく、私たち自身の成長にも繋がります。
持続可能な社会のための新しい技術や手法を開発し、防災に貢献することは、非常にやりがいのある仕事です。
この土木の仕事を通じて大きな達成感とやりがい、また人々からの感謝が得られる機会が数多くある仕事でもあります。
土木を志す皆さんを、私たち(土木)は心から歓迎します
土木の仕事は、一見地味で、決して華やかな職業ではないかもしれません。
しかし、その影響力と意義は、社会を支え、社会を守る基盤となっています。
地域の皆さんが利用するインフラが日々進化し続け、災害から生活を守る力が増していくのを見るのは、土木の仕事に携わる者として大きな喜びです。
そして、最後に。この仕事は決して一人で成し遂げられるものではありません。
私たちはチームとして働き、協力し合うことで初めて、大きなプロジェクトを成功させます。
これは、自己のスキルを磨くだけでなく、他者と共に仕事を進める力、つまりコラボレーションの力を育む絶好の機会です。
未来を築き、守る土木の仕事。
土木を志す皆さんを、私たち(土木)は心から歓迎します。
これからの時代を担う若者たちが、土木の仕事に目を向けてくれることを、心から願っています。
皆さんの描く未来が、私たち(土木)と共に、現実のものとなることを期待しています。
今日もブログを読んでいただきありがとうございます!
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