考動の進化:考える力が打開する力を生む

人生や仕事は計画通りに進むことばかりではありません。

むしろ、多くの場合、予想外の出来事が起こり、その時にどう対応するかが問われます。

自然災害、価値観の変化、技術革新など・・・

現代社会は「まさか」が日常の一部となったような時代です。

だからこそ、私たち江口組は「考動」という行動指針を掲げています。

この「考動」という言葉は、最初は社員のみんなに「考えるだけで行動しないのではダメだよ」と伝えたくて行動指針としました。

考えすぎて立ち止まるのではなく、まずは行動することが大切だという意味です。

しかし、最近になって「ただ動くだけ」では十分でないと感じることがありました。

行動することはもちろん大切ですが、考えながら動くことに意味があるのです。

なぜなら考える力は「打開力」を育むからです。

想定外のことが起きた時に打開する力を得るためには、「考える力」を鍛えることが欠かせないのです。

打開する力が必要な時代

現代社会に生きている自分たちは、これまで以上に予測不能な時代を生きています。

たとえば、自然災害はますます頻繁化・激甚化しています。

また、人々の価値観や生活様式も大きく変化しました。

これまで当たり前だったものが、もはや通用しない時代になりつつあります。

こうした「まさか」に直面したとき、どうやって乗り越えるのか。それを決定づけるのが「考える力」です。

ただ、考えることにばかり囚われていては行動が遅れ、チャンスを逃してしまいます。

一方で、何も考えずに動けば、結果として方向性を誤りかねません。

ここで大切なのは、考えることと行動することを組み合わせた「考動」の精神です。

考えて、動く。このサイクルを繰り返すことで、予想外の事態にも柔軟に対応できる力が養われます。

考動の実践と進化

江口組では、この「考動」を社員全員で実践し、進化させていきたいと考えています。

たとえば、若手社員が新しい技術を取り入れるとき、ただ指示通りに動くだけではなく、「なぜこれが必要なのか」「どうすればもっと良い結果を出せるか」を考える習慣を身につけていくよう育成したいと思います。

また、現場での実践を通じて得られた経験を振り返り、次の行動にどう生かすかを考えることも大切にしています。

さらに、組織全体で「考える力」を育てるために、定期的な研修や社員同士のディスカッションを取り入れています。

これにより、一人ひとりが「考動」を自分のものとして理解し、行動に移せるよう社員のみんなをサポートする環境をつくっています。

考える力がつけば、自然と行動にも意味と目的が生まれます。

それが打開力となり、組織全体の成長にもつながります。

江口組は、これからも「考動」を大切にしながら、どんな「まさか」にも柔軟に対応できる組織を目指します。

この時代の変化に対応するだけでなく、自ら道を切り開く力をつけたいと思います。

そして、社員一人ひとりが自分の考えと行動で新しい未来を創造していけるような会社でありたいと願っています。

考えることは未来を切り開く第一歩です。考えたからこそ、次の行動が生まれる。そして行動の中でまた新たな考えが生まれます。

この「考動」のサイクルを繰り返しながら、私たちはこれからも挑戦を続けていきます!

 

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