笑顔感謝創造計画書には「我が社の原点」について記した文章があります。

今年で創業103年目の江口組。

僕は4代目の社長。これまで3人の先代が繋いで来てくれました。

その歴史を振り返っています。

江口組103年の歴史

江口組は大正10年1月10日に江口助七が土建業江口組として創業しました。

創業当時、助七はトラックの荷台に作業員を乗せ、安宅の海岸に行き、スコップで荷台に砂を山盛りに積んで市内の工事現場に運んで回ったとされています。

助七たちは土木業を通じて市内の発展を支えました。

助七は小松能美建設業協会の初代会長に就任し、市内の業者をまとめて小松空港の民営化工事を完遂するなど、協会の基盤を築きました。

昭和32年に二代目の乙吉が社長に就任し、同時に株式会社江口組が設立されました。

乙吉は元大工であり、土木業だけでなく建築業にも携わりました。

倉庫を片付けていた時に奥から出てきた法被は当時新築の建て方の時にみんなが着ていた法被だそうです。

昭和63年には建築を仕事とする有限会社クリエイション江口が設立されました。

平成2年には三代目の介一が社長に就任しました。

介一の話によれば「当時会社には数億円の負債があり、資金繰りで駆け回ることが仕事だった」とのことです。

立て直しのために、社内の管理体制や現場の原価管理などを改革しました。その結果、何十年もの間返済にかかると言われていた負債をわずか数年で返済することができ、現在の江口組の基盤と業界での地位を築きました。

ご縁を大切にする江口組のDNA

江口組の資金繰りが大変だった時代から、現在も続く経進会議がありますが、その頃は別名「資金繰り会議」とも呼ばれ、毎月の支払いについて話し合うことが主でした。

倒産してもおかしくない状況が続いていましたが、3代目介一とある銀行関係者との出会いが江口組の危機を救ってくれました。

その方は当時の会長の必死さに心を打たれ、「会社ではなく、お前に貸すんやぞ」と言い、これまで融資を渋っていた銀行から資金を借りることができました。

そのおかげで資金繰りの心配がなくなり、経営体質を改善し、現場の管理を徹底することで江口組を大きく立て直しました。

もし、その方との出会いがなかったら、現在の会社は存在していないと思います。

3代目が人とのご縁を大切にしているのは、このようなことがあったからです。

人との出会いやご縁を大切にする姿勢は、現在も受け継がれていますし大切にしなければいけない姿勢です。

創業から変わらない精神

ここだけでは書き尽くすことができない江口グループの歴史です。

創業以来、建設業を通じてこの地域の発展に寄与し、住む人たちの安心安全な暮らしを築いてきました。

これは創業以来変わらぬ心の持ち方です。

時代は大正から昭和、平成へと移り、現在は令和の時代となりました。

創業から100年続けられてきたのは、歴史の中で起きた変化や進化に恐れずに対応してきたからです。

令和の時代になり、私たちを取り巻く環境は驚くほど変化しました。

混沌としたこの時代でさえ、江口グループが地域の皆さんに必要とされる企業として永続するためには、私たち自身も変化し、進化しなければなりません。

創業以来培われてきた心、人とのご縁を大切にすることなど。

たくさんの良きDNAが私たちの中に刻まれています。

そして何より、今の江口グループには個性豊かで素晴らしい仲間がいます。一人一人が自身の知恵と勇気、情熱を持って、和の力で明るい豊かな社会と会社を創っていきたいなと4代目は考えています。

 

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