おつカレーさまです!
全国建設業協会の広報誌「全建ジャーナル」に土木広報をテーマ記事を書かせて頂きました!
かなり土木広報について熱く書いた記事になりました。
多くの人に土木広報、そして土木の役割や使命、また江口組の取り組みを知ってもらいないなと思うのでブログで紹介したいと思います。
だいぶ文章量が多いので何回かに分けて発信します。
今日は3回目最終回です。よろしくお願いします!
業界、社員から受け入れられなかった土木広報
SNSを始めた頃は、工事現場のことを発信することで同業の方からお叱りに近いコメントや不快なコメントをもらう時もあった。
またSNSを始めた頃は、社員の同意も得られずに「専務(当時の役職)のやっていることは全く分からない」と賛同してくれる社員はほとんどいなかった。
このような状況が続くと「土木広報としてSNSを発信することは正しいことなのか」と悩み止めてしまおうかと思うこともあった。
しかし藤村先生に教えて頂いた言葉に「とにかくやってみよう!ダメなら変えればいい」「迷ったときは、どちらが楽しいかで選ぶ」など、この業界では考えられない非常識な教えを思い出した。
これまで広報活動をしないことが常識だったことで、土木業界のイメージの悪さが定着してしまった。
これを変えるためにはこれまでの業界の常識を大きく変え、非常識な考え方でもいいのではないかという想いが目覚めた。
この想いをいだきSNSを続けていると、段々とSNSが楽しくなってきた。
そしてコツコツと続けてきたことで、先に述べたような嬉しい効果が出てくるようになった。
土木のイメージ、また土木の業界を変えるにはSNSしかないと、藤村先生の言葉を信じてやり続けた結果だと思う。
社員が大活躍する江口組の広報活動
最近ではYouTubeやTikTokの動画での発信にも力を入れている。
きっかけは2020年3月のことである。
採用活動が始まった時に新型コロナウイルスの影響で、対面で行う会社説明会等が軒並み中止となってしまい「学生たちと会えないからどうしよう?」と悩み考えた結果「動画で会社のことを伝えよう!」という発想にたどり着き、生まれたのが、2020年デミーとマツさんの土木広報大賞で優秀賞を受賞したCHIKACO姉さんだ。
CHIKACO姉さんは総務部で働く土木の経験ゼロの社員で、3人の息子を持つ母親でもある。
このCHIKACO姉さんが素人目線で土木のことを分かりやすく、楽しく発信することで、一般の方や学生たちに土木を身近に感じてもらえるのではないかと考えた。
その結果、予想を超えたCHIKACO姉さんのファンができ、(株)江口組に入社する社員は必ず動画を見て入社を決めてくれる。
またIターンで神奈川県から入社を決めた社員もいた。CHIKACO姉さんは採用活動をはじめ、土木の魅力を伝える広報姉さんとして活動の幅を広げている。
またCHIKACO姉さんだけでなく、今では若手社員や女性社員たちがSNSや動画での発信に協力してくれている。
個人でTwitterの発信を続ける社員や、ブログを書き続けている社員もいる。
そしてYouTubeに出演し、動画編集も頑張る社員もいる。
SNSを駆使し土木広報をやり始めた頃は私一人での広報活動であったが、今では一緒に土木広報を頑張ってくれる社員がおり、とても心強い。
その中でも入社1年目、2年目の女性社員たちは若い感性で楽しく、面白く土木を発信してくれている。
その社員たちが考え江口組オリジナルキャラクターたちが誕生した。
このキャラクターたちが、工事現場の看板やバリケードに使われ工事現場の安全を守っている。
またグッズやLINEスタンプも完成し、多くの人に喜ばれるキャラクターに育っている。
土木広報にはこのように若い力や女性の感性も大切なのだと思う。
土木をする自分たちが土木を楽しむことが土木広報の第一歩!
これからの時代、ますます土木の広報活動は必須だと思う。
業界のイメージアップのため、業界のことを知ってもらうため、土木で働きたいという若者を育てるためにも土木広報は大事になってくる。
以前に比べてCMを流す会社やSNSを行う会社が増えてきた。
業界全体が盛り上がってきた感じがあり嬉しく思う。
お堅い土木でも工夫すると、カッコいい土木、可愛い土木、楽しい土木として発信することができ、継続することで土木の悪いイメージは必ず払拭されるはずだ。
そして多くの人が土木に興味を持つためには、見ている人が楽しい広報でないといけない。
そのためには、発信する土木の私たちが楽しく広報活動を行うことが第一歩であり、何より楽しくないと広報活動は続かない。
SNSはスマホ一つで発信ができるとても便利で誰にでもできる土木広報のツールである。
SNSを駆使し、土木広報を楽しむためには、「仕事と思ってやらないこと!遊び感覚で発信すること!」と難しく考えずに、ゆるく発信することが秘訣である。
そして「土木はカッコいいね!」って沢山の人に言ってもらえるようになり、子供たちが憧れる職業となり「将来なりたい職業ランキング」でトップ10に「土木の仕事」が入ることを夢見ている。
これからも自分たちが土木を楽しみ、土木の魅力を伝えていきたい。
以上で全国建設業協会広報誌「全建ジャーナル」に書いた記事の紹介を終わります。
読んでいただきありがとうございました!
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