地域からいただいてきた「確かな証」
私たち江口組は、創業から100年以上、この小松の地で仕事を続けてきました。
「100年続く会社ってすごいですね」と言っていただくこともあります。
でも、正直に言うと、
私たちは「すごいこと」をしてきたつもりはありません。
ただひとつ言えるのは、
地域の皆さんからいただいてきた「確かな証」と信頼が、
今日まで私たちを支えてくれた、ということです。
朝、現場へ向かう途中で交わす挨拶。
「今日もご苦労さん」「気をつけてな」
そんな何気ない一言に、どれほど励まされてきたかわかりません。
この街で仕事をさせてもらっている。
それだけで、私たちは十分に恵まれていると感じています。
特別じゃない、いつもの江口組
江口組の現場は、決して派手ではありません。
大きな音が出たり、通行のご不便をおかけしたり、
近くにお住まいの方にはご迷惑をおかけすることもあります。
それでも、現場では社員一人ひとりが、
「ここは自分たちの街だ」という意識を持って働いています。
通学中の子どもたちに手を止めて声をかける社員。
道を聞かれたら、作業の手を止めて丁寧に案内する社員。
工事が終わったあと、現場をもう一度見回ってから帰る社員。
誰かに言われたからではありません。
「当たり前のことを、当たり前にやる」
それを、ずっと大切にしてきました。
私自身、社員のそんな姿を見て、
「この会社は大丈夫だ」と何度も思わされています。
これからも、この街のそばで
道路や川、暮らしに必要なものは、
完成した瞬間よりも、その後の何十年のほうが大切です。
事故が起きないこと。
災害のときに、少しでも被害が少なく済むこと。
何事もなく、いつもの日常が続くこと。
それが、私たちの仕事の結果だと思っています。
江口組は、これからも変わらず、
地域の発展と安全のために、コツコツと仕事を続けていきます。
100年以上続いてきた理由は、
地域の皆さんが、私たちを信じ、見守ってくださったから。
その「確かな証」に恥じないよう、
これからも、この街の近くで、まじめに、誠実に働き続けます。
来年は105年目を迎えます。
いつも本当にありがとうございます。
そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。